<目次>
  • はじめに
  • 第1章 24億人の首都ロンドン
  • 第2章 「先進する国」イギリスの戦術
  • 第3章 エリート再生産システムとしてのオックスフォード
  • 第4章 階層分断とBrexit(EU離脱)の衝撃
  • 第5章 英国エリートの流儀
  • 第6章 日本への提言
  • おわりに


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先月読み終えていたのですが、遅ればせながら書評を書きます。イギリスに留学していた友人の橘宏樹さんが留学中に書き溜めた日記を基に、本書を上梓されました。本書の主題を一言で申せば、イギリスからの学びです。


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橘宏樹さんの留学目的と私の考察


そもそも橘さんがイギリスを留学先に選んだのも、イギリスから学ぶためです。


「この人たちは、少しずるい気もするけど、戦略家、リアリストとして“センス”がいいのではないか」という印象を受けました。しかも100年ぐらい全世界の制海権を握っていたということは、一時期に突出したリーダーがいたというだけではなく、伝統的、集団的、組織的な形でそうしたセンスを享有していたのではないか。そして今もその薫陶は残っているのではないか、と考えたのです。 (P23)


国際政治をイギリスから学ぶのが官僚の立場としての目的なのに対し、戦略家、リアリストとしてのセンスの良さの源泉は何か、そのセンスをどのように共有しているのかを探るのが彼個人の目的でした。


からくも、橘さん滞英の最中に、スコットランド独立の国民投票、EU離脱(BREXIT)の国民投票という二大政治イベントが起こりました。日本からは見えにくい現地での臨場感をつぶさに観察することにより、探究活動に弾みがついたようです。


かねてより、当ブログでもイギリスに関する本の書評を通じ、イギリスについて論じてきました。



私の問題意識も橘さんと似ています。イギリス関連の読書、考察を通じて、今でも世界で最も影響力のある国は、アメリカではなくイギリスだと私は推察しています。本書はその推察の補強になりました。


「コモン・ウェルスから学ぶ」へ続く。

【書評】『現役官僚の滞英日記』その2:コモン・ウェルスから学ぶ : なおきのブログ


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