昨年9月、集団的自衛権を含む安全保障関連法の採決があり、この3月末に施行されていたこともあり、昨日の憲法記念日は、にわかに憲法への注目度が上がりました。そこで、あらためて自民党・民進党・共産党の綱領を比較してました。本当は、もう一つの与党・公明党と、是々非々で臨むおおさか維新の会・日本を元気にする会も確認したいところですが、時間の都合もあり、割愛します。おおさか維新の会、日本を元気にする会は、次の参議院議員選挙で投票する可能性もありますので、投票を決める際には、あらためて通読します。


各党の要綱



憲法改正に対する姿勢

自民党

日本らしい日本の姿を示し、世界に貢献できる新憲法の制定を目指す

民主党

象徴天皇制のもと、新しい人権、統治機構改革など時代の変化に対応した未来志向の憲法を国民とともに構想する。

日本共産党

現行憲法の前文をふくむ全条項をまもり、とくに平和的民主的諸条項の完全実施をめざす。

国民の合意での憲法第九条の完全実施(自衛隊の解消かいしよう)に向かっての前進をはかる。

天皇の制度は憲法上の制度であり、その存廃は、将来、情勢が熟したときに、国民の総意によって解決されるべきものである。

天皇制の廃止には憲法改正が必要なのだが、憲法完全実施と矛盾していないか?

考察

以上から、自民党・民進党ともに憲法改正に賛成であり、日本共産党は建前上反対しているものの、憲法改正の含みを残しています。


日米同盟に対する姿勢

自民党

共産主義・社会主義政党の批判のための批判に耐え、我が党は現実を直視し、日米安全保障条約を基本とする外交政策により永く平和を護り、世界第2の経済大国へと日本を国民とともに発展させた。

日本の主権は自らの努力により護る。国際社会の現実に即した責務を果たすとともに、一国平和主義的観念論を排す

「集団的自衛権」という言葉は使っていませんが、「一国平和主義的観念論を排す」とありますので、これは「集団的自衛権」を表すと思われます。

民進党

私たちは、専守防衛を前提に外交安全保障における現実主義を貫く。我が国周辺の安全保障環境を直視し、自衛力を着実に整備して国民の生命・財産、領土・領海・領空を守る。日米同盟を深化させ、アジアや太平洋地域との共生を実現する。

 国際連合をはじめとした多国間協調の枠組みを基調に国際社会の平和と繁栄に貢献し、核兵器廃絶、人道支援、経済連携などにより、開かれた国益と広範な人間の安全保障を実現する。

日米同盟を深化させるとあります。

日本共産党

日米安保条約を、条約第十条の手続き(アメリカ政府への通告)によって廃棄はいきし、アメリカ軍とその軍事基地を撤退させる。対等平等の立場にもとづく日米友好条約を結ぶ。

考察

民進党と日本共産党の考え方は、真逆です。民進党は日米同盟を深化させるとし、日本共産党は廃棄を目指します。


まとめ


以上から、自民党・民進党ともに、憲法改正に肯定的で、日米同盟を維持することを目的としています。一方、日本共産党は、憲法は否定しながらも、天皇制存続は是々非々で臨み、、日米同盟は廃棄を目指すとしています。


日本共産党は、現行安全保障関連法廃止を掲げ、民進党にも擦り寄り共闘を持ちかけているわけですが、民進党としては、共産党と共闘する訳にはいかないことになります。共産党が民進党の共闘を掲げれば掲げるほど、民進党ははっきりと態度を示すことができず、候補者毎に発言がバラバラになって統一感を失い、苦境に立たされるのではないでしょうか?参議院選挙を経て、改憲派と護憲派(旧社会党系議員)で分裂し、民進党は消滅する可能性があります。


自民党・民進党・共産党の要綱比較



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