ええやん朝活オンライン26


4連休の2日目は午前中からオンライン読書会です。ええやん朝活への参加は3回目になります。5人の参加で1時間40分ほど費やしましたが、大変濃密な時間を過ごすことができました。読書会は選書の場であり自分のアウトプットの場でもあり、双方向Win-Winの関係の場であることを再確認いたしました。ありがとうございました。



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紹介を受けた本

『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』



先延ばしする人の傾向と対策が書かれています。先延ばしする人というのは単純に完璧主義者だからというわけではないそうで、主に3つのタイプに分かれるようです。


  • どうせ失敗すると考える自信消失タイプ
  • 課題が退屈という価値観喪失タイプ
  • 目の前の誘惑に負けてしまう衝動タイプ


私自身も先延ばししてしまうタイプのため、耳が痛いです。この本、出版当初の8年前、HONZで紹介されていたこともあり、気に留めていました。



『シャーロック・ホームズの冒険』

角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日 : 2010-02-25


子どもの頃に接して知っているはずのストーリーでも、大人になると違う読み方ができます。コナン・ドイルの生没は1859年~1930年。イギリスでの女性参政権獲得は制限付きで1918年、完全平等化が1928年。シャーロック・ホームズが描かれた時代は、女性の権利が低い時代でした。


本書に登場する『まだらの紐』は義父が娘を殺害するというものです。その動機は娘の財産目当て。娘の財産管理の権利は、結婚前であれば父が保有しますが、娘が嫁げば結婚相手に渡ります。大人になって読むと、こういう社会的背景の違いも意識して読むことができるとのこと。


第一次世界大戦前のイギリスといえば、最も栄華を極めた時代で、多くの富裕層を産み出しますが、一方で没落していく者もいます。『まだらの紐」の義父もインドで失敗しイギリスに帰国していたジェントリー階級でした。



『息吹」


著者のテッド・チャンは中国系のテクニカルライターとのことで、本書が2作品目の著作(短編集)です。1作品目は『あなたの人生の物語』で映画『メッセージ』の原作とのことです。


短編の一つが『ソフトウェアオブジェクトのライフサイクル』というガチにテクニカルな内容。ITベンチャーがサイバー空間でデジタル生物を販売するという話だそうで、『どうぶつの森』の進化版のようなイメージとか。デジタル生物を現実空間に取り出す方法も紹介されているとのこと。


『ブレードランナー』、『ターミネーター』、『マトリックス』といった、テクノロジーが暴走したディストピア映画がけっこう好きなのですが、テッド・チャンはどんな未来を描くのでしょうか?


『むかしむかしあるところに、死体がありました。』


昔話には殺人が伴います。本書は、一寸法師、花咲かじいさん、つるの恩返し、浦島太郎、桃太郎を題材に、殺人事件という視点で描き直すという渾身作。


たとえば、桃太郎の場合はこんな感じだそうです。人間界では悪さをしていることになっている鬼ですが、それは人間界に出向いた一部の鬼がしでかしていることで、鬼の世界では鬼たちは平和に暮らしていました。しかしある日、連続殺人がおき・・・という感じで、殺される鬼側の視点で描かれています。


決してハッピーエンドでは終わらないイヤミスの類いで、読後感はあまりよろしくないようですが、本屋大賞にもノミネートされた一品です。



紹介した本

『AIに負けない子どもを育てる』


細かな点は割愛しますが、読解力の劣化をもたらしている原因として、穴埋め問題をあげています。単語の暗記に注力するあまり、読解力の基本となる係り受け構造※の理解が疎かになるからです。平均的には中学卒業時点で読解力はほぼ決まり、その後の努力を怠れば伸びないとのこと。つまり、世の中には中学生レベルの読解力の大人であふれていることになります。読解力向上には読書だけではダメで、アウトプットが大切。音読や板書は、係り受け構造の理解につながるため有用であるとし、要約文を書くことも有用ではないかとのこと。


※主語と述語の関係、被修飾語と修飾語の関係など。この関係を担っているのは助詞で、たとえば名詞の後ろに「が」がつくと主語になる。穴埋め問題は助詞をすっ飛ばし名詞だけを回答することに他ならず、係り受け構造理解には役に立たない。


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