EGMフォーラムのロゴ

(このブログ記事は、表現を通常の「ですます調」から、「~だ、~した調」に変えます。)



EGMフォーラムでビブリオバトルを開催した。参加者13名、発表者5名となった。



【紹介された本(発表順)】


コミュニティ運営者が集まるEGMフォーラムであることもあり、紹介する本はコミュニティに関する本、もしくは、コミュニティ運営に役立つ本ということに限定した。



私が紹介した本。社会心理学の名著だと思っている。文化というのはある均衡状態にある価値観のことであり、絶対的な価値観ではない。たとえば、滅私奉公的な勤労精神は、年功序列・終身雇用という雇用関係が前提となっており、その前提条件が崩れると、会社への帰属意識・滅私奉公的な勤労精神も減ずることになる。


また、「いじめ」のメカニズムも社会心理学で表すことができる。いじめは、ごく少数のいじめっ子と加担者・傍観者から成る。金八先生のような正義の先生が、いじめっ子を封じ込めることができれば、傍観者たちもいじめに加担することはない。赤信号はみんなで渡れば怖くない。誰も渡らなければ誰も渡り始めようとしない。



前田さんの紹介した本。行動経済学の本らしい。行動経済学的にどのように市場が創られるのか?ということだろうか。


ちなみに、人間の集団的特性を明らかにしようとする学問を、心理学者は社会心理学と呼び、経済学者は行動経済学と呼ぶ、と理解している。エージェント問題、ナッシュ均衡、囚人のジレンマなどは、両方の領域で語られている原理だ。


コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践 (Harvard Business School Press)
エティエンヌ・ウェンガー, リチャード・マクダーモット,
ウィリアム・M・スナイダー, 櫻井 祐子, 野中 郁次郎, 野村 恭彦
翔泳社 ( 2002-12 )
ISBN: 9784798103433


吉岡さんの紹介した本。コミュニティを語るなら、前々から読まないといけないなと思っていた本です。



荒木さんが紹介した本。なにごとも「幻想だ」というのが著者の主張らしい。


私はこの本に投票しました。今日のチャンプ本です。


よいこの君主論 (ちくま文庫)
架神 恭介, 辰巳 一世
筑摩書房 ( 2009-05-11 )
ISBN: 9784480425997


八田さんの紹介した本。


本家『君主論』は、群雄割拠する中世イタリアが舞台となっているだけに、歴史的背景を知らないとなかなか読みづらいところがある。なので、現代風にアレンジした『君主論』がおすすめということになる。この本の場合、小学校での支配的地位獲得を目指し、子どもがしのぎを削るという舞台設定らしい。


過去の『君主論』に関する書評をリンクしておきます。



読書会の意義


さて、今回のEGMフォーラム月例会は、私がビブリオバトルを発案したわけだけど、読書会の意義をあらためて述べたい。


新刊は毎年8~9万冊も発行される。この中から読むべき本を選ぶのは至難の業だ。


一方、人は、人を介して紹介し合うように、本もまた人を介して紹介し合える。人と人のネットワークがソーシャルネットワーク(社会的ネットワーク)なら、人を介在した本のネットワークもある。「あの人が紹介した人」だから信用できることがあるように、「あの人が紹介した本」も信用できうる。


日本全員から友達を選ぶことが不可能なように、毎年発行される新刊から読むべき本を選ぶことはできない。友達を介して友達を作るように、友達を介して本を知るのが良策と言える。



ちょうど読み始めたところです。人を介して本を知るということは、この本にも書かれています。


図書館を使い倒す


多読しようとした場合、すべてを購入するのは、金銭的にも場所的にもつらい。よって、多読をされる方には、図書館の活用をおすすめしたい。


複数の図書館で一括で検索できるカーリルがおすすめ。




参加メンバーのブログ記事(追記)



「チャンプになるのは難しい。」とのことだけど、評価ポイントは、選書が半分、プレゼンが半分ではないだろうか。



「これがビブリオバトルだったかどうかはわかりませんが」とのことだけど、実は私もわからない。なにしろ1回参加しただけなので。




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