It has been said that democracy is the worst form of government except all the others that have been tried.

Sir Winston Leonard Spencer-Churchill


本当にそのとおりだと思います。今回の選挙、大儀がないとかいろいろ不満のある方もおられるかもしれませんが、だからといって、放棄してよい理由にはならないというのが私の考えです。


早速、朝8時過ぎに投票を済ませてきました。私の投票ロジック(?)を公開しておこうと思います。



小選挙区


小選挙区は自民党候補の菅原一秀氏に投票しました。単に自民党候補だからというよりも、①日ごろ、地元の小学校やラジオ体操など、こまめに顔を出しているという姿勢、②自民党の中で脱原発を示す揺ぎない姿勢、この2つの理由によるものです。


①について、多くの候補者が「投票のお願い」をします。しかし、対立候補の方は選挙期間中以外、何をされていたのか、私にはよくわかりません。私は選挙期間以外の一秀氏の姿勢を評価します。


②について、まず、脱原発を支持しているということではありません。党の方針に反して、自身の信念を譲らない姿勢、党から自立した姿勢を評価したいと思います。今後、自民党にて、原発に関する党議拘束がかけられるかどうかわかりませんが、もしそのような事態に陥れば、彼は離党してしまうことも考えられます。①の日頃の姿勢、②の自身の信念により、たとえ無所属になっても、選挙では強さを発揮すると思います。



比例区



比例区は維新の党に投票しました。解散早々、先に自民党圧勝を予想しましたが、自民党の勝ちすぎはよろしくないという結論に達しました。米倉誠一郎先生や池田信夫氏の意見に同感です。維新の党に投票したのは、維新の党がもっとも「小さな政府」を標榜しているからです。


なぜこの時期なのか? 各種報道で推察されているように、野党の選挙態勢が整わない今、しかも、公約の成果が出そろわない今、安倍内閣の支持率がまだ高い今ならば、300議席という大台を確保できると踏んだからであろう。すなわち、現在以上のフリーハンドを手にすることが目的としか考えようがない。

現状でも公約遂行には十分な条件が整っている。にもかかわらず、必要以上のフリーハンドが必要というならば、それは何のためなのだろうか? 国民は強大な与党あるいは個人が必要以上の権力とフリーハンドを望む時は警戒しなければならない。冷静沈着に今回の投票行動を考えて欲しい。


すべての政党が同じ政策に賛成するのは、不吉な兆候である。今の状況は、戦前に近衛文麿のつくった大政翼賛会に、すべての政党が合流した歴史を思い起こさせる。戦時中に行なわれた「翼賛選挙」では、国民は大政翼賛会を圧倒的に支持したのだ。

失われた「小さな政府」という争点


体制維新――大阪都 (文春新書)
橋下 徹, 堺屋 太一
文藝春秋 ( 2011-11-01 )
ISBN: 9784166608270


最高裁判所裁判官国民審査


全員、不信任としました。


今まで関心がなかったのですが、今回はこういう記事を複数見ました。



むろん、この記事を鵜呑みにしたわけではありません。しかし、最高裁判所裁判官国民審査だけなぜ不信任投票なのかということが、ふつふつと疑問に感じられてきました。不信任投票という制度自体に不信を感じてしまったため、いったん全員を不信任しました。


【追記(12月22日)】

北尾吉孝氏がブログで同様の指摘をしていましたので、リンクをしておきます。



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