これまであまたの内発的動機に関する経営書を読みました。ある人たちの間では、半ば当然のこととして受け入れられている「内発的動機」について、まだまだメインストリームにはなっていないな、と感じます。それをわかっていない人たちも巻き込んで変革を為していくということは、たいへん骨が折れることです。




ダニエル・ピンクは、外的誘引による動機よりも内発的動機=モチベーション3.0のほうが、パフォーマンスが勝ることを述べました。自律性、自己マスタリー、目的の3つを内発的動機の三要素と言いました。



『モチベーション3.0』以前より、スコラ・コンサルトの柴田昌治氏も、内発的動機の必要性を説いていました。本書に書かれていたリハビリテーションの例は非常にわかりやすかったです。

「車いすから立ち上がれー脳卒中のリハビリ革命」

まず、患者さんに、「退院したらこういう生活をしたい」という具体的なイメージを持ってもらうのが出発点である。(中略)患者さんの本来持っている意欲や生命力を最大限に引き出すことが、病気を克服するにはまず不可欠だからだ。


リハビリ自体が目的化すると、つらいです。しかし、退院した後の生活を目的とすれば、リハビリは手段になります。


これだけ内発的動機の重要性が問われながらも、その方法論・具体的な実践・適用は、まだまだ端緒に就いたに過ぎないのではないかと思います。本書では、内発的動機を阻害する要因として、ゼロリスク思考的な「精神論」や「善意の抵抗勢力」を挙げています。

恐ろしいのは“善意の抵抗勢力”

いじめとは直接関係ない話のようではあるが、頻発している企業の不祥事でも同じような構図が見られる。消費期限切れの原料使用に端を発した不二家の事件、東京電力などの原子力発電所のデータ改ざん、保険料不払い、巨額の不正な会計処理 - 次から次へと出てくるこうした問題は、実は、根っこのところに作用している価値観の部分で、いじめの問題とつながっている。問題を起こした組織を支配している「問題はないことにしておきたい」という価値観は、いじめ問題の根にあるそれと同じなのだ。



内発的動機に焦点を当てる


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