(078)同性婚のリアル (ポプラ新書)
東 小雪, 増原 裕子
ポプラ社 ( 2016-02-01 )
ISBN: 9784591147924

<目次>
  • はじめに
  • 第1章 「同性が好き」と気づく
  • 第2章 同性の人とおつきあいをする
  • 第3章 同性パートナーと結婚する
    • コラム 渋谷区パートナーシップ証明書について 東小雪
  • 第4章 子どもを含めた家族になる
  • 特別対談 ゲイカップルとレズビアンカップルの比較
    =相場謙治&古積健x東小雪&増原裕子
  • おわりに


読書日記人気ランキング


この本を手にとったのは、とりもなおさず勝間和代さんが同性愛をカミングアウトしたことがきっかけです。勝間さんの相方の増原裕子さんが、当時同性婚関係にあった東小雪さんと共著した本です。勝間さんと一緒になったということは、東さんとは離婚したことになります。


本書を読んで、「同性愛」や「同性婚」という範疇を超えて、法的に認められる「家族」とは何か?を現代社会は問われているのだということに気づきました。


現在のところ、「同性婚」は法制度が対応していません。具体的には、同性カップルは、税法上の扶養者の扱い、健康保険、年金保険などの社会保険での扶養者の扱い、遺産相続、養子縁組などの対象外です(渋谷区や世田谷区の同性カップル認定は、区の家族向けサービスの対象になるだけです。)


逆に、同性カップルを「家族」と認定し法的対象とするのなら、「異性愛」「同性愛」以外の家族の形態も考慮すべきではないかと考えます。恋愛感情を伴わず血縁関係もない二人(もしくは三人以上)の「家族」の形成です。同性・異性も年齢も問いません。たとえば、親友同士の家族、50代男性と20代男性の子弟関係、40代夫婦と20代女性の同居&扶養関係など、いろんなパターンがありえます。


しかし、そこに至るのはかなりハードルが高そうです。素人目に思いつく限りでも、配偶者控除の取り扱いや子の権利、福祉の問題などがあります。これらの課題を一つずつ紐解いていては、10年以上時間がかかってしまいそうです。現実的には、フランスのPACS制度(民事連帯契約)のような、非婚・結婚の中間に位置するような制度が現実的かなぁと感じました。


勝間さんのカミングアウトを契機に、国民的関心が高まり、政治アジェンダに乗ることを期待します。


読書日記人気ランキング


LGBT-Logo
credit : Maiconfz via pixabay.com (license : CC0)


↓↓参考になったらクリック願います↓↓
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村