『ふたりはともだち』

『こくご 二下』 光村図書より


ふたりはともだち (ミセスこどもの本)
アーノルド・ローベル
文化出版局 ( 1972-11-10 )
ISBN: 9784579402472


がまくんとかえるくんのお話


小学二年生の国語の教科書下巻に『ふたりはともだち』の『お手紙』の載っていて、ただいま我が家の子どもが音読中です。あらためて「国語」という教科が何であるのかを考えさせられます。


この物語はいつから国語の教科書に載っているのか分かりませんが、ずいぶん前から知っているような気もします。がまくんが誰も自分に手紙をくれない気持ちを吐露し、その気持ちを知ったかえるくんががまくんにお手紙を書くという話です。


この物語は、ほとんど二人の言葉の掛け合いです。


果たして、小学二年生の教科書にこの物語を載せる意味は何なのでしょうか?


一人の親として勝手に解釈すると、この物語を通じて、小学二年生の子どもに「人の気持ちが分かるということ」を教えようとしているのではないかという気がします。



人の気持ちが分かるということ


この物語を子どもに音読させると、どの台詞が誰の台詞なのか、混同してしまうことが時々起こります。大人であれば、前後の文脈から誰が言った台詞なのかが自明なのですが、子どもには分かりづらいようです。


発達心理学によると、「自分の心」を認識できる、つまり、「自分の気持ち」と「他人の気持ち」とを区別できるようになるのは、だいたい9歳から10歳なのだそうです。二人の登場人物の台詞が交互に並んでいても、どの台詞が誰の気持ちを代弁したものなのかは、8歳以下の子どもには分かりづらいということです。


という発達の背景が分かると、この物語を小学二年生の国語教科書に載せる意義は、小学二年生の子どもに「人の気持ち」を問いかけることにあるということが分かります。


子どもの時分、私にとって国語ってなんだかよく分からない教科でした。知識を教えるものではないため、「何を習っているのか?」が分かりづらかったのです。しかし、こうして自分が親になってみると、何を問うているのか、実に手に取るように分かってきました。


アーノルド・ローベルのがまくんとかえるくんシリーズ


「がまくんとかえるくん」は、英語では「Frog and Toad」と言うようです。


ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)
アーノルド・ローベル
文化出版局 ( 1972-11-10 )
ISBN: 9784579402489

ふたりはいつも (ミセスこどもの本)
アーノルド・ローベル
文化出版局 ( 1977-05-15 )
ISBN: 9784579400805

ふたりはきょうも (ミセスこどもの本)
アーノルド・ローベル
文化出版局 ( 1980-08-17 )
ISBN: 9784579400942



追記


2017年9月22日、NHK番組「この声をきみに」で朗読されたようです。




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