<目次>

はじめに マネジメントの時代がやって来る

第1章 突然辞める若手社員

第2章 なぜ若手社員が「謎の生物」に見えるのか?

第3章 マネジャーは部下の“何を”見ればいいのか

第4章 「今いる」部下を変える

第5章 部下を伸ばすほめ方・叱り方

第6章 上司はつらいよ

おわりに 意志の力や人格は関係ない


現業の課題に直球ストライクな本。と言ってしまうと、「おまえの会社では辞める人が多いのか?」と突っ込まれかねませんが。。。詳しい統計情報は分かりませんが、まぁ世間並みということにしておきましょう。また、社員が辞める会社が悪い会社、辞めない会社がいい会社、とも一概に言えない時代です。退職者が出てまた新規に採用すれば、採用コスト・教育コストがかかる一方、新陳代謝は促されます。


さて、その辞めやすさは、おそらく世代ギャップがあるものと思われます。第1章、第2章は、まさにそんな世代ギャップのお話。おじさん世代から見て若手が謎の生物に見えるのは、これいかに?


若手社員とおじさんのジェネレーションギャップ


若手社員とおじさんのジェネレーションギャップ


その理由が、「ゆとり教育」ではないかというご指摘。世間一般的には「ゆとり教育」は2002年からということになっていますが、学習指導要領というのは、ほぼ10年に一度ぐらいの頻度で改訂されており、直近では2011年、その前がいわゆる「ゆとり教育」の2002年、その前が1992年でした。本書では1992年を境界に、「詰め込み教育」から「個性重視」の教育、「体験学習」に重きを置いた教育に変わったと言います。



現在、お子さんがいて、学校公開日(授業参観日)に出られたことのある人は、自分たちの時代の教育とは違うということがよく分かります。一方的に知識を教える教育から生徒同士で考えさせる教育に変わってきています。


1992年の小学1年生(7歳)は、現在30歳。自分で考える教育、個性重視の教育の結果、そのような若い人たちが社会に輩出されてきているわけですから、おじさんが「黙ってきけ」とか「俺たちの若い時は」みたいな態度は、まったく通用しなくなっています。1992年が考える教育の開始だとすると、いわゆる1986世代というのは、まさにその第一世代ということになり、いろんな面で腑に落ちます。


また、叱られることもなくなったため、ストレス耐性も低下しているとのですが、そこはちょっと因果関係が分かりませんでした。叱られないことと学習指導要領の改訂とは、直接的な因果関係が見当たりません。親世代が、戦争経験者や戦後の貧乏な時代を生き抜いた世代から、豊かな時代に幼少期を過ごした世代に移り変わったことが「叱らないこと」に繋がっているような気がしますが、よく分かりません。親世代と子育ての関係を調べた本があれば、読んでみたいです。


ジェネレーションギャップを埋めるためには


さて、今の20代は、自分たちで考える力が備わっている人たちであることを前提に、おじさんたちは向き合わないといけません。そこでハイライトされるのが「行動科学」に基づくマネジメントです。人の性格・人格・思考・動機などを変えることはできません。しかし、行動を変えさせることはできます。思考や動機は一旦脇に置き、「行動」に注目したのが、「行動科学」に基づくマネジメントで、本書のテーマです。


つづく




関連書籍



出版されたころに読みました。どんな話だったか忘れましたが。


中高一貫校 (ちくま新書)
日能研進学情報室
筑摩書房 ( 2008-05 )
ISBN: 9784480064264


この本に学習指導要領の変遷が書かれていました。



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