少女たちの昭和 (らんぷの本)
小泉 和子
河出書房新社 ( 2013-06-22 )
ISBN: 9784309750002

目次
  • 巻頭
  • はじめに
  • 第1章 昭和を少女たちはどう生きたか
    • 1 市民権を得たしょう序文か
    • 2 裁縫とお稽古ごと 少女たちの学び
    • 3 昭和の少女服装史
    • 4 女子寮
    • 5 戦争を生きた少女たち
    • 6 働く農村の少女
    • 7 植民地朝鮮の少女たち
    • 8 都市下層の少女たち
  • 第2章 道を拓いた女性たちの少女時代
    • 1 日本近代女性史のトップランナー 永原和子さん
    • 2 女流漫画家の草分け 亀井三恵子さん
    • 3 自然と人間が第一の建築家 富田玲子さん
    • 4 高麗博物館設立に奮闘した 宋富子さん
  • あとがき
  • 執筆者紹介
  • 参考文献


思わず図書館で目が合ってしまって借りた本です。私自身、娘がおりますので、NHKの朝の連続テレビ小説『トト姉ちゃん』や『べっぴんさん』など、子どもたちがよく見ています。さらにさかのぼると、『マッサン』、『ごちそうさん』、『梅ちゃん先生』、『カーネーション』、『おひさま』、『ゲゲゲの女房』など、朝の連ドラには昭和の戦前戦後を舞台にした作品が非常に多いです。そうなると、「少女たちの昭和」とは何ぞや?というのが重大関心事になります。


本書は極めてアカデミックな本で、複数人の執筆者が名を連ねます。書かれている内容は、目次の通りで、そもそもの「少女」の定義、戦前・戦後の服装、戦前はほとんど自分で衣服を作っていたという話、「雛形」というのは実物の数分の一のサイズの裁縫教材のこと。女学校、女子寮、少女たちの戦争、少女たちの名前の変遷。いくつかの題材でブログ記事が書けそうです。


まずは、少女の名前から。


女の子の名前の変遷

赤ちゃん
photo credit : acworks via photo-ac.com


女の子の名前の歴史的変遷は、明治安田生命が発表していますので、まずはそちらを参照ください。



大正時代に人気の女の子の名前は、「久子」、「文子」、「幸子」でした。年号が昭和になると、突然「和子」が一番人気になり、戦後まで続きます。これは「昭和」から取ったのであろうと推察されます。太平洋戦争がはじまると、「勝子」や「洋子」が人気になります。昭和28年に和子にとって替わったのが「恵子」、その後、一部例外はあるものの、昭和38年からは「由美子」、昭和43年から「直美」、昭和46年から「陽子」、いくつか入れ替えがあって、昭和58年から「愛」となり、昭和を終えます。平成になってからは、前半は「美咲」、後半は「陽菜」と「葵」でしょうか。


私が生まれた昭和44年は以下の通り。実際に同級生にいたかどうかを思い出して、同級生にいた名前に◎をつけてみました。


  • 直美  ◎高校
  • 智子  
  • 由美子 ◎会社
  • 陽子
  • 裕子  ◎中学
  • 真由美
  • 久美子 ◎小学校
  • 恵子  ◎大学
  • 由美  ◎中学
  • 幸子


「子」あり、「子」なしの比率が7:3。智子、陽子、真由美はいたと思うけど、誰だか思い出せません。小学校の同級生の女の子の名前を思い出してみると、他に、

  • 「子」あり:睦子、康子、美奈子、律子
  • 「子」なし:千代、理恵、理香、美幸、かすみ(字忘れ)、由佳。

と、意外と「子」なしが多いことに気づきます。


ちなみに、我が家には女の子が4人いますが、全員「子」ありです。


そもそも女の子の名前に「子」をつけるのは、皇族・貴族でした。庶民に「子」をつけだしたのは、大正から昭和にかけてのようで、平成になってからは、ほぼ「子」はいなくなりました。平成の「子」を見ると、桃子、菜々子、莉子のみです。


つづく。


本書は、10月13日の朝活読書サロンで紹介しました。




↓↓参考になったらクリック願います↓↓
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村