3*3ラボで開催された 【教育政策シンポジウム】「高等教育のグランドデザイン~少子高齢化/経営/研究/グローバル競争の視点から~」に参加してきました。



プログラム

【教育政策シンポジウム:開催案内】

「高等教育のグランドデザイン」

〇行政と経営者の視点から

〇研究を巡るグローバル競争の視点から

〇少子高齢化社会を睨んで

(「行政」×「大学」×「マスコミ」)


【開催概要】

日時:8月22日(金)19:00~21:00

場所:「3*3ラボ」(さんさんらぼ)

  :(千代田区丸の内3-2-3 富士ビル3階)

定員:200名

備考:参加費無料

主催:大学マネジメント研究会

  :政策分析ネットワーク

協力:エコッツェリア協会(三菱地所)


【基調講演(敬称略)】

①「行政と経営者の視点から」

 元京都大学副総長/関東学院大常務理事

 大学マネジメント研究会会長  本間政雄

②「研究を巡るグローバル競争の視点から」

 前国立大学財務・経営センター理事長

 鈴鹿科学医療大学学長     豊田長康

③「少子高齢化社会を睨んで」

 産経新聞社・論説委員     河合雅司


【パネリスト/モデレーター(敬称略)】

〇文部科学省大臣官房政策課長  田口 康

〇元京都大学副総長/関東学院大学常務理事

 大学マネジメント研究会会長  本間政雄

〇前国立大学財務・経営センター理事長

 鈴鹿科学医療大学学長     豊田長康

〇産経新聞社・論説委員     河合雅司

〇慶應義塾大学信濃町キャンパス事務長

 大学マネジメント研究会副会長 上杉道世

【当日ゲスト(敬称略)】

〇文部科学省・大臣官房審議官  德久治彦


(全体進行係)

政策分析ネットワーク事務局長 田幸大輔


メモ


少子化により大学全入時代と言われて久しいですが、現在はさらに深刻で「研究の質」を落とさずに「大学のダウンサイジング」を行うことが主テーマでした。資料が配布された前半の講演内容は『大学マネジメント』の2014年7月号で取り上げられている内容とのことで説明は割愛し、後半のパネルディスカッションの部分について、どんな話が出たのか、個人的に興味を持った点について列挙します。


  • 【成長戦略】
    大学は安倍内閣から成長戦略の要として期待されている。

  • 【経営スタッフ】
    国立大学の独立法人化に伴い、事務職員のあり方が変わった。経営スタッフになった。
    • ファンドレイザー:東大では寄付金を募集する担当が20名いるとのこと
      cf. ハーバード大学は400名体制!
    • 産官学コーディネーター

  • 【地方大学】
    地方の国立大学や中小の私立大学は生き残りが難しい。地方大学は、地域企業との協業により、地域のためのイノベーションを起こし、地域を振興すべし。

  • 【大学の役割】
    研究と教育の両立は難しい。どちらかに特化すべき。

  • 【2つの教育】
    教育には、イノベーション教育と職業教育があるのではないか?ドイツでは、少数の大学がイノベーション教育を担い、職業教育は職業訓練校が担う。

  • 【留学生】
    少子化におびえるのではなく、留学生を呼び込むべき。しかし、少子化の穴埋めという発想はいけない。



所感~大学はフューチャーセンター


参加者の7~8割は教育関係者だったと思います。ですので、ここで述べる所感は、多くの参加者とは異なるかもしれません。しかし、企業社会においても業界特有の課題を、その業界内のみで議論してもけっして解決しないのと同じように、教育界の課題も、教育界のみで議論していてもけっして解決しないように思います。外からの視線は絶対必要です。ご参考にしていただければと思います。素人考えにつき、間違っている部分もあるかもしれません。その点はご容赦ください。


  • 【ダウンサイジング】
    まず、ダウンサイジングというのは、企業もそうであるように、独力ではなかなか難しいのではないか?と思いました。外部からのメスが入ることが必要だと思います。

  • 【中小の私立大学のブティック化】
    中小の私立大学は生き残りが難しいという話がありました。しかし、巨大な私立大学がひしめく東京においても、国際基督教大学のように、小さくて特徴ある大学は人気が高いです。中小の私立大学は、中小企業がそうであるように、なにか際立った特徴が必要なようです。アメリカでは、そのような大学をブティック大学と呼んでいたと記憶しています。

  • 【民間登用】
    大学の教授は、ご自身の専門分野については強いですが、経営に長けているわけではありません。優秀な選手が優秀な監督とは限らない話と同じかと思います。経営者・経営スタッフを内部生え抜き、内部育成だけで賄うのではなく、民間登用が必要だと感じました。民間企業のビジネスパーソンの経験や知恵が十分活かせる領域のようです。

  • 【フューチャーセンター】
    大学が産官学連携のイノベーションの役割を担っていくのなら、まさしく大学こそが、フューチャーセンターであると思いました。専門家だけが集まるのではなく、多様なステークホルダーが一同に会し、課題解決を図る場にしていくのです。
    日本のフューチャーセンターは、ほとんど民間発です。ぜひとも、大学こそがフューチャーセンターの機能を担っていただきたいと思います。

  • 【そもそも大学】
    そもそも「大学」ってなんだろう?ということが、話題になりました。一体、日本の大学は欧米のUniversityなのか?と。私は欧米に追随する必要はないと思っています。「大学」という名称は、四書五経の『大学』から取ったと理解していますが・・・ちょっと自信がないので、今度勉強しています。




本日の3x3ラボ


壁に描かれていた絵が素敵だったので、写真に納めました。




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