もし丸い鉛筆しかない世界で六角形の鉛筆を発明したら


今日、仕事で弁理士の土生先生の話を聞く機会がありました。


「もし丸い鉛筆しかない世界で六角形の鉛筆を発明したら」


というのは、弁理士・知財業界界隈では割りと有名な命題らしいのですが、初耳だったこともあり、新鮮かつ衝撃的でした。衝撃のあまり、こうして書いておきたくなったわけです。


六角形の鉛筆というのは、「転がらない鉛筆」です。「転がる鉛筆」しかない世界で「転がらない鉛筆」を発明したら、世紀の大発明です。そこで特許を取ることを画策するとします。


発明したら特許を取る


では、どんな特許を取ればよろしいでしょうか?


  1. 六角形の鉛筆の特許を取る。

    ブー。それではダメです。八角形の鉛筆を作られたらおしまいです。もっと抽象化する必要があります。

  2. 多角形の鉛筆の特許を取る。

    これなら四角形、五角形、七角形、八角形・・・とすべての多角形を網羅できそうですが、これもハズレです。四角形の角が丸くなっていたり、四角と半円を足した形(前方後円墳のような形)は、多角形ではありません。

  3. 断面に直線の鉛筆の特許を取る。

    これが正解です。


「転がらない」という特徴の本質を表した形状が断面に一ヵ所でも「直線がある」ことです。


今日の土生先生の話は、特許や商標などの権利獲得により、自社の知的資産を守る、ライセンス収入を得るという狭い範囲での知的財産戦略ではなく、広報活動やパートナー戦略などの武器としても使えるという広義の知的財産戦略の話で、非常に有意義でした。



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