<目次>
  • 1章 書物という仕組みは
  • 2章 本が揺り籃から出る
  • 3章 書物にみなぎり画期
  • 4章 本の塾生した味わい
  • 5章 書物はどこへゆくか


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本の歴史の本というのは意外とありません。Amazonで検索しても、この本と他に2冊あるぐらいです。「ふくろうの本」シリーズは図解も豊富ということもあり、けっこう好んで読んでいます。数えてみたら、ロシアの歴史、ポルトガルの歴史、エロスの世界、船の歴史、駅の歴史ときて6冊目です。


あらためて思ったのは、本というのは知の蓄積であり知の伝達手段であること。木版印刷、活版印刷が手に入る前までは、大変な手間をかけて書き写していました。享受できる利益はほとんどコストに見合わなかったでしょう。


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credit :

Tentotwo via History of books - Wikipedia (license : CC BY-SA)


このグラフを見ると、だいたい3~4世紀かけて10倍増に増えていった本は、15世紀から16世紀の100年の間に約100倍も増えました。現在はインターネットによる知識の大爆発の時代とも言えますが、15世紀から16世紀も知識の大爆発だったと言えます。この知識の大爆発により、宗教改革が起こり、ほぼ同時期に始まった大航海により、新世界の珍しい産物の絵や世界地図が出版物となってヨーロッパの庶民の間に広く普及していきました。18世紀に出版された『百科全書』は、広く庶民まで知識を普及させ、フランス革命の原動力になりました。



この絵は本書の挿絵にもなっているものです。1568年の印刷所を描いたもので、1時間に240枚の印刷が可能だったとのこと。この頃はまだ活版を押し当てて印刷するのは人力でしたが、18世紀後半に蒸気機関が改良されると、印刷は機械化され、さらなる大量印刷が可能になりました。それがちょうど前述の『百科全書』が出たことろと同じ時期になります。


関連書籍

読書と日本人 (岩波新書)
津野 海太郎
岩波書店 ( 2016-10-21 )
ISBN: 9784004316268


冒頭、本の歴史の本があまりないという話をしましたが、この『読書と日本人』は本の歴史の本です。紀貫之の土佐日記や紫式部の源氏物語から端を発した日本の読書の歴史になります。


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