あるコミュニティにおいて「主体性」と「成熟」について話題になっています。ほかのコミュニティにも普遍的なテーマにつき、私の考えをブログで述べます。まず「主体性」について述べます。「成熟」については別の機会にします。


主体性はコミュニティへの参加要件


言わずもがな、コミュニティへの参加において、主体性は重要な要素のひとつです。



依存心の高い人だけではコミュニティは成立しません。そして、どこのコミュニティでも主体性にまつわる問題が生じます。主体性の尺度、具体的にはかけるべき労力は人により解釈が異なるため、ある人にとって主体的であっても、別の人からは主体的ではないと見なされることがあります。


その主体性というのはどのように育むべきでしょうか?ほかの人が「主体性のなさ」を指摘することでしょうか?


主体性を育む方法


私なりの結論を述べますと、「主体性のなさ」を指摘することはなんら解決になりません。


主体性というのは、本来、自分の内部から湧き出てくるものです。「主体性」を育む最良の方法は、その人の長所(職業能力や得意技、好きなこと)に焦点を当てること、尊重することです。自分の長所をコミュニティの発展や成長にどのように貢献していくかを自ら発見することができれば、自ら行動することができます。自らの長所が尊重されていることが大切です。


しかし、人によっては、自らの長所をコミュニティに活かす機会がないと感じるかもしれません。そういった人たちにとっては、そのコミュニティはなんとも居心地が悪く、自然にコミュニティを離れていくことになるでしょう。


主体性のなさを指摘すると主体性を毀損する


あらためて申します。「主体性のなさ」を指摘することは、「尊重すること」とは真逆です。逆効果であり不毛です。主体性を育むどころか、その人を萎縮させてしまい、主体性を毀損してしまいます。自分が尊重されていないと感じれば、人は主体性を発揮することはできなくなります。


もしあなたの所属するコミュニティが「主体性のなさ」を指摘する場に陥ってしまっていたら、自分たちは何のために集っているのか、改めて考え直してみてください。


まとめ


主体性を育む方法


参考書籍


さて、このような主体性について論じている書籍はいくつもあります。ここに挙げている私の意見なるものは、先駆者たちに語りつくされていることです。もしよろしければご一読ください。



内発的動機は外圧的な動機づけに勝ること、外圧的な動機は本来の能力発揮を毀損させてしまうことを実証した本です。


非営利組織の経営―原理と実践
P.F. ドラッカー
ダイヤモンド社 ( 1991-07 )
ISBN: 9784478370629


ピーター・ドラッカーの本は複数読みましたが、必ず弱み・短所ではなく強み・長所に焦点を当てよと述べています。本書でも、非営利組織の運営において、ボランティア・無給スタッフたちの強みに焦点を当てよと述べています。


才能を引き出すエレメントの法則
ケン・ロビンソン, ルー・アロニカ
祥伝社 ( 2009-07-28 )
ISBN: 9784396650445


TEDで一番人気となったケン・ロビンソンの著書です。ここで言う「エレメント」というのは、なかなか日本語訳にしづらいのですが、ピーター・ドラッカーの言う「強み」と同等です。書評記事を書こうと思ったのですが、ちょうど新著が出ましたので、そちらで書評を書こうと思います。



なかなか挑戦的なタイトルの本ですが、著者の岡本氏は刑務所で犯罪者たちの更生支援を行っている方で、非常に考えさせられるテーマでした。子どもを非行に走らせないため、犯罪者にさせないため、犯罪者を更生させるために書かれた本ですが、主体性も本書での反省も同じで、外圧によって与えられるものではないという点で共通です。


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