ジョン・マドックス賞受賞


11月30日、Nature誌、Sense about Scienceより、日本人の村中璃子さんが子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の安全性を検証したということで、ジョン・マドックス賞を受賞しました。


2013年6月、厚生労働省から「適切な情報提供ができるまでの間、積極的な接種の勧奨を控えるよう勧告」がなされたとのことですが、私が住んでいる居住区では、現在も中学1年生から高校1年生の女子は自己負担無しで摂取が可能です。我が家の掛かりつけの医院も予防接種に対応してくれます。



ネイチャー誌は「日本においては、このワクチンの信頼性を貶める誤った情報キャンペーンが全国的に繰り広げられた。その結果、接種率は70%から1%未満に落ち込んだ」日本の状況を厳しく批判し、「困難や敵意に直面しながらも、公共の利益のために科学や科学的根拠を広めた」と村中さんの活動を評価、ジョン・マドックス賞の受賞を贈ることになったとのことです(「」内の翻訳はbuzzfeedより引用)


信州大学の池田修一教授は副作用の証拠となる陽性反応を示した研究結果を発表にしたことに対し、2016年3月、厚生労働省は池田氏の研究結果は「何も証明していない」とし、村中氏は雑誌Wedge上で池田氏の研究結果は「捏造」と糾弾しました。



なぜ報道がないのか?


ところが、Twitter上では話題沸騰なのに、大手新聞社で報道しているのは産経新聞のみ。しかもかなり短い記事です。実際、日経新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、およびNHKの各サイトで「村中璃子」あるいは「マドックス」で検索しても、ヒットしませんでした。他に肯定的に報道しているメディアは、東洋経済、BuzzFeed、Buzz+のみのようです。




私の勝手な憶測ですが、単に科学リテラシーがないために、ことの重要性を理解できずに報道していないだけのように見えます。また、これまでも反ワクチンの報道をしていた手前、自己否定になるような報道ができないのかもしれません。


信頼できる一次情報を


さて、年頃の娘がいる親として、この状況は看過できません。大学2年の長女は既に摂取済み、中学3年の次女はちょうど適齢期、小学6年の三女はこれから適齢期を迎えます。この子らに接種させてよいのかどうか、決断せねばなりません。お子さんのいる私と同世代の方たちも、同様に困惑しているのではないでしょうか?


HPVワクチン、村中璃子さんを糾弾する内容は主に、Nature誌は商業誌であり製薬メーカー側の立場を代弁しているのではないかという指摘、村中璃子さんの本名は中村理子さんといい、外資系製薬メーカーのワイス(現ファイザー)に勤務していた経験があり、やはり製薬メーカー側の立場を代弁しているという指摘が多いようです。


しかし、その糾弾をしている人たちは政治家等、必ずしも医者、医学者ではありません。残念ながら、ネット上の情報は科学的に根拠のある情報が乏しく、信頼できません。


ですので、信頼できる一次情報、医者、医学者の情報にアクセス、摂取した上で、当ブログでも情報発信していこうと思います。


なお、仕事上、科学技術論文の業界を調べています。私の拙い理解ではありますが、商業ベースの論文誌が信用できない、というのは誤りです。NatureやScience等、欧米の論文誌は商用が中心です。商用論文誌が査読を支えています。日本の論文は学会主導が多く、査読まで手が回らず、査読無しの「自称論文」が多いようです。


村中璃子さん、HPVワクチンの一次情報


国内論文(自称も含む)については、国立研究開発法人科学技術振興機構のサイトJ-GLOBALで検索可能です。「中村理子」名義、「村中璃子」名義で検索した結果です。



HPVワクチンは、日本ではGSK(グラクソスミスクライン)とMSD(メルク)が提供しています。




こちらの『新潮45』を取り寄せる予定です。




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