最近考えていることの一つが上の絵。
経営戦略の下には、営業戦略、製品戦略、財務戦略などとおなじように、人材戦略があり、人材戦略の下には、給与テーブル、採用施策、人材育成施策などがあります。逆側から遡って言えば、人材育成施策は、上位の人材戦略、その上位の経営戦略、さらにその上位の経営理念やビジョンと整合が取れている必要があります。
ところが案外、そのことを分かっていない人(人事担当者や研修会社)・分かっていない企業が意外に多いように感じています。GE、P&G、かつてのIBM、現在のMicrosoftなどと比べると、日本の企業は、10年から20年遅れているように印象を持っています。もっとも、私が知らないだけなのかもしれませんが。※
なぜ、そう思うのかと言うと、複数の研修会社、さらにその先のクライアント企業の人事担当者と接してみても、なかなか話がかみ合うことがないからです。たとえ、業界最大手の企業でもです。もっとも、私が知らないだけなのかもしれませんが。
今日、まさに経営戦略を取り込んだ内容に、人材育成カリキュラムを少し改変してみました。ゆえに、最近問題意識に感じていることを書き出してみた次第です。
※成熟している企業を対象に考えた場合です。成長著しい企業、GoogleやFacebookなどは、また別のロジックが働いているように思います。
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