<目次>
  • まえがき 発想法は人間の知的営為の原点
  • 第Ⅰ部 0から1へ
    • 第1章 自分に尋ねる
    • 第2章 偶然を読む
    • 第3章 問題を察知する
    • 第4章 問題を分析する
    • 第5章 仮定を疑う
  • 第Ⅱ部 1から複数へ
    • 第6章 視点を変える
    • 第7章 組み合わせる
    • 第8章 矛盾から考える
    • 第9章 アナロジーで考える
    • 第10章 パラフレーズする
    • 第11章 待ち受ける
  • アイデア史年表
  • 索引


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昨日の朝活読書サロンで紹介した本書。『アイデア大全』というその名に相応しいメガトン級のリファレンスブック・事典です。タイトルにある通り、アイデアを創出する42の方法を紹介します。網羅性・完全性、各方法への洞察力、関わるエピソードなど、どれ一つとっても文句なし。


本書との出会いは、3月12日に開催された「本のフェス」と「スゴ本オフ」。そこでスゴ本ブロガーのDAINさんとも初めてお目見えしました。



いつか本を書きたいと思っている私としても、博識の高さ・幅広さとも著者の読書猿氏にはかなわんというのが正直なところです。脱帽です。著者の読書猿氏とは一体何者なのでしょうか?出版社サイトによると、既に3.7万部刷ったとのこと。それでいて、著者の正体は不明です。ええい、名乗り出ーい!



さて、42の手法についてすべて語ることはできないので、いくつか気に入った手法について紹介しておきたいと思います。


偶然を読む>06 ランダム刺激


ジャンケンとかくじ引きとか占いとかサイコロとかの類いです。古代中国でも亀の甲羅に入った亀裂によって占いをしていたとされ、そこから甲骨文字、後の漢字へと発展していきました(この文章を書いていて、「亀裂」の「き」が「亀」という字であることに気づき、そもそも「亀裂」とは亀の甲羅に入った裂け目に由来しているのか!ということに気づきました。)


とここまでであれば知っている人は多いと思うのだけど、読書猿氏の本領発揮はここからです。


この手法は学術的に「ランダム刺激」(Random Stimuli)と命名されていることを探り当て、ニュートンのリンゴもこの一種だと分析し、この方法が人々に好まれる理由を「どうだ!」と言わんばかりに並び立てます。一部抜粋します。


  • もし失敗しても、誰かに塁が(それほどには)及ばない。
  • 情報が不十分なときでも、決定が下される。
  • 代替案の間でさしたる違いがないときでも、迷わず決定が下される。
  • (次の手が読めないため)競争者が混乱する。
  • 特別な技能がいらない。
  • お金がかからない。
  • 解決に至る論争が不要である。
  • 真の新奇性を呼び込むことができる。


どれも納得してしまいます。実際にはこれに10個足して、合計18個の理由が説明されています。


この18個は彼がひねり出したものなのか、「ランダム刺激」の命名者から借用したかは存じ上げません。しかし、あまり知られていないエピソードまで含めた論証を、42のすべての手法について展開すされては、「参りました」としか言いようがありませんでした。


ほかにも紹介したい手法がいくつかありますので、あらためてつづきの書評を書きます。


つづく。


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