2017年は、読書会に合計31回(通算112回)参加し、2つの読書会を立ち上げました。常連として参加している朝活読書サロンから分離して、品川読書会を立上げ、並行して、社内同好会制度を用いて社内読書部を立上げました(参加記録は文末参照)。
私が参加中の読書会
- 朝活読書サロン/渋谷で隔週月曜朝7時開催
主催者(開催)情報:Michikoさん/Mizuhoさん/Allblue300さん
主催している読書会
読書会の輪を広げる
2018年は、読書会の輪をさらに広げるべく、他の読書会への出稽古、他の読書会/他社の読書会との他流試合も行います。興味のある方は、Facebook/Twitterでお声掛けください。
なぜ、読書会の輪を広げるのか?
読書会に参加された方は分かると思いますが、一人ひとりの読書というのはどうしても偏ります。他者の読書に耳を傾けることで、偏りを減らし、視野を広げることができます。同様に、読書会自体にも偏りがあると薄々感じています。読書会も人の集まりです。どうしても参加者の趣向に偏るように感じます。読書会をまたいで交流が図れれば、さらに視野が広がるのではないかと考えています。
出稽古・他流試合・読書会作り
出稽古
「出稽古」というのは、単にこちらから参加申込をして、参加させていただきます。私の友人・知人にも読書会主催者はいますので、まずはそちらにお伺いいたします。
また、こちらの朝活読書サロン・品川読書会への出稽古も歓迎です。朝活読書サロンは主催者情報をリンクしてありますので、フォローください。品川読書会はFacebookでイベントを立てますので、Facebookで連絡をお願いします。社内読書部は、社外の方には公開しておりませんのでご了承ください。
他流試合の形式
「出稽古」が個人参戦なのに対し、「他流試合」は団体戦を想定しています。団体と言っても、最小催行人数は2:2を想定しています。企業内外を問いません。企業内 vs. 企業内、企業外 vs. 企業外、もしくは、企業内 vs. 企業外もありかと考えています。
読書会というのは、いろいろな形式があります。テーマ別、課題図書別、未読書持ち寄り、プレゼン形式等。しかし、形式にこだわると交流範囲が狭まりかねませんので、ここでは一番オーソドックスなテーマ無しの推薦図書の紹介を基本とし、あとはニーズに合わせて応相談という形にしたいと思います。
私が参加している読書会や知人・友人から、順次お声がけいたしますが、興味を持たれた方はお声がけください。
読書会を作りたい方へ
社内に読書会がないという方、ぜひこの機会に作りませんか?社内だけでなく、社外で作りたい方も歓迎です。立上げを支援します。あなたと最低もう1名、参加者を募ってください。こちらも2名以上で参加すれば、合計4名で成立します。遠方だとさすがに行けないので、都内+近郊の範囲とさせてください。時間は早朝・アフターファイブ・週末のいづれかです。まずは、朝活読書サロンか品川読書会に一度ご参加いただけると、読書会のイメージができるかと思います。
なぜ読書会なのか?
あらためて私の考えを整理しておくと、四つの効用があるからと考えています。
1)仕入れ
一つ目は、仕入れです。他者を通じて本の情報を仕入れられます。時間は有限です。本は一日200冊以上出版されています。ゼロベースで本を選ぶのはなかなか大変です。他者が時間をかけて読んだ中でわざわざ推薦する本には、外れが少なく、良書に出会う確率がぐーんと上がります。個人がリーチできなかった本にたどり着ける頻度が向上し、読書の幅が広がります。
2)アウトプット
二つ目の効用はアウトプットです。人間の脳というのは、インプットだけしたことは忘れてしまいますが、アウトプットしたことは忘れません。学生時代の勉強を考えれば自明です。本当は、書評を書くといいのですが、もっと簡単なアウトプットの方法が、人へ説明することです。読書会はアウトプットの機会になります。
仕入とアウトプットは相補的です。自分が他者のお陰で読書の幅を広げられるように、自分のアウトプットが他者の読書の幅を広げるのにも貢献します。
3)質の向上
三つ目の効用は質の向上です。昨年、私は133冊を読み、31回の読書会に参加しましたが、31回の説明と同時に、恐らく200冊ぐらいの紹介を受けています。約8年間を通じて、1000冊以上の紹介を受けているでしょう。その結果、選書眼が向上し、外れの本を選ばなくなりました。つまり、平均的な読書の質が向上したことになります。これも、参加者全員の相乗効果が出ます。
4)周囲への影響
四つ目の効用は周囲への影響です。この世には二種類の人しかいません。本を読む習慣のある人とない人です。周囲というのは後者の人たちです。
習慣のない人に、本を読まさせることはほぼ不可能です。無理に読書をさせようと思ってはいけません。もっとも、全く手立てがないわけではありません。身近の誰か、それは子どもであったり同僚や部下であったりに読書をさせようと思ったら、あなた自身が読書を楽しんでいる姿を見せるのが一番です。自分の読書の姿勢は周りに好影響を与えるのだ、ということに自信を持ってください。読書会はその心の支えになりますし、あなたが読書会を通じて読書を楽しんでいることが周囲に伝われば、必ずまわりにも好影響を与えます。
やってみせ、言って聞かせて・・・
品川読書会・社内読書部を立ち上げることになったのも、私が読書会に参加していることを発信し続けた結果なのです。それを見た人が、読書会をしたいと私に相談してきたことがきっかけです。
ただし、目に見える形で影響が出てくるのにはちょっと時間がかかりそうです。最低1年は辛抱ください。「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、 ほめてやらねば、人は動かじ」とは、このことだと思うのです。
(参考)読書会参加記録
私の読書会の参加記録です。
読書会別
リーラボ | 13 |
夜の読書会MAX | 9 |
東京朝活読書会 | 22 |
朝活読書サロン | 50 |
品川読書会 | 9 |
社内読書部 | 5 |
その他 | 4 |
合計 | 112 |
年別
2010年 | 14 |
2011年 | 2 |
2012年 | 10 |
2013年 | 13 |
2014年 | 8 |
2015年 | 16 |
2016年 | 18 |
2017年 | 31 |
2017年内訳
朝活読書サロン | 17 |
品川読書会 | 9 |
社内読書部 | 5 |
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【書評】『本を読む人だけが手にするもの』~読書習慣とは生き方の選択である。 : なおきのブログ
人間には二通りの人しかいない。本を読む習慣のある人と本を読む習慣のない人である。習慣とは生き方の選択のことである。本を読む習慣があるかないかは、生き方の選択を迫られていることになる。そして、この二つは天と地の差が開き、成熟社会では本を読まないと生き残れない、と著者の藤原和博氏は言い切る。
naokis.doorblog.jp
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