書評ブログを書いておりますと、献本いただけることがあります。これまで二回ほど、献本いただいた本の書評を書きました。
【書評】『ネット炎上対策の教科書』(献本いただきました) : なおきのブログ
本書はタイトル通り、ネット炎上対策の本です。企業・自治体・教育機関等の広報担当だけでなく、コンプライアンス担当、マーケティング担当、顧客相談窓口担当、情報システム担当、社員教育担当など、複数の部署の人たちにおすすめです。
naokis.doorblog.jp
【書評】『子どものちゃんと「やり抜く力」は6歳までに決まる!』 : なおきのブログ
「大きな成果を出した人の多くは、必ずしも才能に恵まれていたわけではない。成功するために大切なのは、優れた資質よりも「情熱」と「粘り強さ」――すなわち「グリット(GRIT)」=「やり抜く力」なのだ。」
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献本いただけるということはありがたいことです。
ところが、この「献本」という言葉の使い方。
間違っていると指摘を受けました。
この記事の、ここまでの使い方も間違っています。
「献本」の意味
[名](スル)書籍を進呈すること。また、その書籍。「図書館に献本する」
―『デジタル大辞泉』の解説
( 名 )スル 本を進呈すること。また、その本。 「図書館に著書を-する」
―『大辞林 第三版』の解説
献本とは、贈る側の行為であって、受ける側の行為ではありません。
「献上」という言い方で明らかなように、「献」は贈り主が贈り先を敬う表現です。「献上」も「献本」も、受け手が使うと、尊大な態度になりかねません。
「お品物を献上する」という言い回しを使うことがありますが、
そのお礼状に、「このたびは献上いただきありがとうございました」とは書きませんよね。
ググると他にもご指摘が出てきます。
- 「献本」に考える語の誤用について - Luck, intuition and timing
- 「ご献本いただきました」というよりも「ご恵贈いただきました」や「ご恵投いただきました」の方が敬語的に正しいと聞き、なるほど。 - 結城浩の連ツイ
結城氏の「ご恵贈」という言葉が品があるように思えるので、
今後はこの言葉を使おうと思います。
「ご恵贈いただき、ありがとうございました!」
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