元通産官僚の古賀茂明氏が、安倍内閣および安倍内閣を批判しようとしない報道機関を批判?しています。

古賀氏は「日本の報道は機能を失いつつある。現在は(戦前の)治安維持法はないが、非公式な形で報道の機能喪失がかなり進んでいる」との認識を示した。報道が機能を失うと「独裁と戦争につながる」ことが過去の教訓だと語り、その過程を「ホップ・ステップ・ジャンプ」で表現すると、現在の日本は2段階目の「ステップ」だという。


しかし私はこう考えます。


古賀氏が健全な「批判」だと思っている発言は、自意識過剰で事実を歪曲した妄言です。批判でも警鐘でもなんでもなく、氏の歴史に対する無知を白日の下にさらしただけです。恥ずかしくないのでしょうか?報道機関が古賀氏を取り合うはずもありません。『報道ステーション』が古賀氏を出入り禁止したのは、当然のことです。


戦前日本に対する無理解


古賀氏は、戦前の日本が報道機関が独裁政権と結託して戦争への道を歩んだ、現在の安倍政権も同じ道を歩もうとしているということをおっしゃりたいようですが、誤認識も甚だしいです。


戦前、満州事変から太平洋戦争が始まるまで、報道機関は陸軍の行状を後押しするような政府を批判を繰り返しました。陸軍が暴走することができたのは、報道機関の後押しがあってこそです。その最右翼が朝日新聞や徳富蘇峰が主筆を務めた國民新聞(現東京新聞)です。


戦前日本と現在の日本の政治勢力を図示すると、以下のようなになるのではないでしょうか?


戦前日本と現在の政治勢力バランス

日本政府と報道の関係


朝日新聞と東京新聞が戦前から変わらないのは、反政府・反米という立場です。戦前は陸軍側・右翼側に組して政府批判を行い、戦争への道を後押ししました。戦後は左翼側に位置して、米国追随の日本政府を批判しています。


戦前日本で報道が規制されはじめたのは、1936年の同盟通信社(のちの時事通信・共同通信)設立、1937年大本営設置、1938年国家総動員法成立以降のことです。満州事変から二二六事件まで、政府批判を通じて陸軍を後押しした格好になります。


古賀氏および古賀氏と行動を共にされている方々におかれましては、まずは戦前の歴史を紐解かれてみてはいかがでしょうか?


関連ツイート

関連書籍


超おすすめです。戦前日本の転落の歴史がわかります。



言わずもがな、1940年前後の戦時体制がどのように構築されていったかを示しています。ビジネスパーソンとしては常識の範疇だと思いますが、古賀氏の妄言が示しているのは、こうした常識の欠如です。


1931年の満州事変以降、戦争報道で部数を拡大すると、新聞は軍を美化する報道に転じた。


戦前の報道機関が陸軍を後押ししたのは、儲かるからとのこと。なるほど、合点がいきました。


同じことは現在にも言えそうです。朝日新聞や東京新聞など事実を歪曲したセンセーショナルな報道を行うのは、事実を冷静に正しく伝えるよりも儲かるからです。朝日新聞の購読者離れも歯止めが利かないでしょう。

慰安婦問題報道の反省は活かされることはないと見ています。



↓↓参考になったらクリック願います↓↓
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村