ケーブルカー駅から山頂へ


ケーブルカー駅から山頂の御岳神社までは約30分の道のりです。


『君が代』の結びの句が「苔のむすまで」となっています。このブログ記事を書くために「こけむす」を調べていて気づいたのですが、「むす」というのは「生す」と書くんですね。つまり「苔のむすまで」は、「苔が生えてくるまでに」ということになります。苔が生えるには時間がかかります。『君が代』自体が、「千代」とか「八千代」とか長い悠久の時間を表しているように、「苔のむすまで」というのもやはり長い永久の時間を表しているのでしょう。


デービッド・アトキンソン氏の著書を読んでいて知ったのですが、芝生を愛するイギリス人にとっては、苔は芝生の大敵とのことです。しかし、日本人は、長い年月をかけて生えた苔に「美」を感じます。



ケーブルカー駅から御岳神社への道すがら、こうした苔生した石垣が随所に見られます。


御岳山の山岳信仰は古く、江戸時代には西側の守り神だったとか。たしかに、御岳山からは東京都心が見えます。奥多摩の山々から東の端にある霊峰ということなのでしょう。


途中の苔むした古民家です。個人宅のようです。


御岳神社の山門です。ここをくぐると御岳神社の境内になります。


御岳神社の社殿へ登る階段。


おっと!頂上の社殿が改築中でした。2年後の酉年に向けて、修復中です。



右側の宝物殿によりました。中には、源平合戦時の武将・畠山重忠の国宝の「赤糸威大鎧」が展示されています。他にも、鎌倉時代の鞍・鐙(あぶみ)や神輿などが展示されています。




御岳神社の境内に入る前に、ちょっとした商店街があります。下から登ってくると、この大展望休憩室が見えます。ここで食事をとりましたが、あいにく、展望側の席は塞がっていました。


また、ケーブルカーの駅から山頂の近辺には、およそ20軒近くの宿泊施設が軒を連ねています。JRの電車からバスの中で見かけた山ガールの彼女たちも、こうした宿に泊まりながら、周辺を散策しているのでしょうか?



<御岳山ヒッチハイク日記>



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