国語
illustration credit : たいらばやし さんac-illust.com


<目次>
  • 第1章 世の中は受験国語のようにできている
  • 第2章 受験国語が得意になるたった一つの方法
  • 第3章 評論で言葉について考える
  • 第4章 小説で社会のルールを知る
  • 第5章 二人の受験エリート
  • おわりに
  • ふろく 短編小説 魚が浮いた日


河出書房新社の「14歳の世渡り術」シリーズを読むのは、本書で4冊になります。



以前にも触れましたが、14歳の子どものための本という側面だけでなく、14歳の子どもを持つ親のための本という側面もあります。国語が苦手な16歳の息子の代わりに(?)本書を読みます。


中学・高校のころ、主要五科目の中で最も苦手な科目が国語でした。「受験国語というのは、こういうことだったのか」と知っておけばよかったです。「国語」は受験のために勉強する、と言ってしまえば、身も蓋もありませんが、しかし実際問題、「国語」の試験で問うてることは、即ち「道徳」であったり、「社会課題」であったりします。


言語論的転回

本書で「言語論的転回」という概念が登場します。


言語論的転回以降の言語観を一言で言えば、「世界は言語である」となる。僕たちはふつう世界がすでに存在していて、それを言葉によって(言葉を道具として)人に伝えていると考えている。しかし、これは「言語道具説」といういまや古くなった考えなのである。言語論的転回以降の言語観では、僕たちは言葉を通してしか世界を理解することができないと考える。

(中略)

受験国語では現在はもう「言語道具説」が出題されることはまずない。」


おー!なんということだ。言葉はコミュニケーション手段であるということを、本書は真っ向から否定している。つまり、国語の試験とは、既に答えがあってそれを導き出すのではなく、社会とは、世界とは何かを問うていることになります。


三人目の自分

そして、国語を解くとは、すなわち

  • 消去法で解く
  • 要約する
  • 三人目の自分を手に入れる

であるとしています。

主体としての自分が一人目、客観視した自分が二人目、そんな客観視している自分をさらに俯瞰している自分が三人目です。世界とは何かをそこまで俯瞰することが国語を解くことであり、国語を解くということは、世界を、社会課題を理解するための第一歩ということになります。



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