仕事は5年でやめなさい。
松田 公太
サンマーク出版 ( 2008-05-23 )
ISBN: 9784763198242

<目次>
  • プロローグ
  • 1章 人生を切り拓く「目的」の見つけ方、「目標」の立て方
  • 2章 おぼれながら「金のワラ」をつかめ失敗は成功の引き金
  • 3章 「凡」に目を光らせろ、些事を磨けば本物の力がつく
  • 4章 コンプレックスを掘って宝を出せ マイナー意識が道を拓く
  • 5章 自分を伸ばし、人を育てる ノーファン・ノーゲインの心意気
  • エピローグ


政治家松田公太氏


もともと私は、民主党に失望して以降、みんなの党や維新の会に投票していました。非自民の保守系政党として期待してのことです。しかし、両党とも瓦解した結果、その継承者的位置づけなのが、日本を元気にする会の松田公太氏らです。


小泉政権以降、極力、その時々の選挙では、キーパーソンや投票先の人物の著書を務めて読むようにしています。そして、今回は、2016年夏の参議院選挙で改選を迎える松田公太氏です。本書ともう一冊読む予定ですが、こちらを先に読み終わりました。


松田氏といえば、タリーズコーヒーの創業者。経営感覚のもった政治家として期待していますし、また年齢が一つ上ということもあり、親近感を持っている次第です。読書日記ランキング


本書の中で気に入ったメッセージ


しかし、本書のこのタイトル。まぁ、ちょっとタイトルで釣っているところがありますが、内容は至って真面目。タイトルの意味は、5年で仕事に区切りをつけ、ステージアップしなさい、ということです。決して、会社を辞めなさいということではありません。


本書の中のメッセージで気に入ったのは、以下の三点でしょうか。

  • 運を運ぶのは「人」
  • 自分の努力では如何ともし難い影響を受ける時、失敗のイメージを持っておくこと
  • 人をほめること

該当箇所を引用します。

長期の計画を練るとき、また自分の努力だけではどうしようもなく環境や他人が大きな作用を及ぼすとき、そんなときには失敗のイメージを鮮明に持ち、あえて「ネガティブシンキング」によって講じられる手立てを先に打っておくことは重要です。 (P76)

人をほめること。これを自分の喜びとしてやるようになると、運の風は必ずこちら向きに吹くようになります。

たとえば笑顔。笑顔はサービス業には欠かせないものですが、気持ちのいい、つまり心からの笑顔のできる人は意外と少ないものです。

フェローのなかにも、友達の前では可愛くて気持ちのいい笑顔を見せられるのですが、お客様を前にすると、そのよさが出ていない不自然な笑顔になってしまう人もいました。

そんな人には、普段話していて心からの笑顔を見せたときに、「笑うとすごく可愛いね」とほめるようにしていました。 (P152)



次に読む本

愚か者
松田 公太
講談社 ( 2016-01-15 )
ISBN: 9784062198943


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