首都クアラルンプールの夜景クアラルンプールの夜景

出典:Wikipedia Lic: CC 表示 3.0


マレーシアに移住された方の記事がFacebookのタイムラインを流れていったので、直感的に反応してしまいました。何を隠そう、もし海外に移住するならばマレーシアにしようと私も十数年前に決めていました。



マレーシアとの出会い


私の両親がマレーシアからの留学生のホームステイ先として受け入れたのが1982年の13歳の時でした。American Field Serviceを通じての交換留学生でした。



その後、1989年、20歳の時には、彼女をたずねるべく、両親とともに初めてマレーシアを訪問しました。すでにバックパッカーに目覚めていた私は、両親と分かれ、マレーシア・シンガポールの一人旅をしたものです。


その後、1998年にシンガポールに転勤することになりました。一時期は毎月、仕事でシンガポールとマレーシアの首都クアラルンプール間を往復したものです。2000年に帰国し、その後2001年に家族を連れてマレーシア・シンガポールを旅行したのが、マレーシアの地を踏んだ最後になります。その後、足が遠のいて行っていません。


しかしそのころには、将来、海外に移住することがあれば、マレーシアにしようと決めました。


ちなみに、交換留学生の彼女とは、その後、Facebook上でつながっており、今日に至ります。


マレーシアが移住先としてお勧めの理由


さて、ライフハッカーの元記事を読む前に、マレーシアを決め手とする理由を4つ挙げてみました。


  1. 気候
  2. 言語
  3. 物価
  4. 治安


1.気候


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"My-map". Licensed under Public domain via ウィキメディア・コモンズ


言わずもがな、マレーシアは熱帯気候です。場所によって気候が違うかもしれませんが、シンガポール寄りのマレー半島の西側では、11月から1月が雨期でやや気温が低く、3月から5月が乾季で気温が高くなります。


旅行で行く限り、その気温差に気付くことはありませんが、住めば寒暖の差は嫌でもわかります。雨期は最高気温が26~28度ぐらいにしかならないので、過ごしやすいです。


日本では、病気の半分以上は冬にかかるのではないでしょうか?とにかく、現地では風邪を引きません。変なものを食べて食あたりになることはあるかもしれませんが。夏服だけでいいので、衣服代も助かります。


2.言語


英語を公用語としている国

Official English language in the World.svg

by Eddo - Own work. Licensed under CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.


英語はマレーシアの公用語です。ほぼ、英語が通じます。日本人にとって、英語が通じるのは救いです。英語が通じる熱帯の国は、ほかにシンガポールとフィリピンです。この時点で、タイやインドネシア、ベトナムなど、ほかの東南アジアの国はドロップします。


アフリカに一部英語を公用語とする国があるようですが、さすがに日本からの距離もあり、行ったこともなく、検討対象にはなりません。


3.治安


マレーシアは人口の5-6割がイスラム教徒のマレー人、3-4割が華僑(仏教またはキリスト教)、1割がヒンズー教のインド人です。マレー人というのは非常に穏やかな人種です。また、政情も安定しています。大変な親日国でもあります。


同じ英語国のフィリピンと比較すると、治安の差は歴然としているように思います。(フィリピンのことはあまり知りません。ごめんなさい。) この時点で英語国であるフィリピンがドロップします。


4.物価


今日現在、シンガポールドルとマレーシアリンギットの交換レートを確認したところ、2.52です。



1965年のシンガポールの分離独立時には、交換レートは1:1だったのではないでしょうか?この交換レートの差がシンガポールとマレーシアの経済力の差であり、ほぼ物価の差です。つまり、シンガポールで1ドルのものは、マレーシアで1リンギットということです。


シンガポールとマレーシアを何度も往復していましたので、1990年代を通じて、この交換レートの感覚は変わりませんでした。最後に訪問してからすでに10年以上経っていますが、この経済力の差は依然変わっていないように理解しています。


都市国家で日本以上に高層マンションのひしめくシンガポールは、住もうにも不動産が高すぎてなかなか住むことは叶いません。その点、マレーシアであれば、日本人が不動産を入手することが可能ですし、生活費も安く抑えることができます。


物価、特に不動産価格を考えた時点で、シンガポールもドロップします。


移住するならマレーシアがいいと思う


以上、4つの視点で検討すると、マレーシアが残ることになります。


マレーシアは人口希薄国です。人口密度は84人/km^2です。北海道の人口密度が65人/km^2ですので、北海道なみに人口が希薄です。経済発展にはある程度の人口規模が不可欠です。ですので、マレーシアはずっと移民政策を採ってきました。日本人のような先進国からの移住は歓迎されます。最新の情報はよくわかっていませんが、検索するとたくさんの記事が出てきますので、それなりに移住されている方もおられるのでしょう。



ざっと見る限り、賛否両論分かれています。もちろん、諸手を挙げて誰にでも勧めるわけにも行きません。もし仮に、私が将来住むことになった場合、半分日本、半分マレーシアのような生活をするのではないかと思います。日本に帰ってきて日本食も食べたいですし。


私は冬より夏のほうが好きです。ですので、必然的に日本の冬はマレーシアで過ごし、日本の夏は日本で過ごすかたちになるんじゃないだろうかと勝手に妄想しています。




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