幼子の母亜矢子の最近の苛立ちの原因は、ママ友仲間の中心人物麻由による理不尽な嫌がらせ。コミュニティ唯一の独身女性時恵や旧友志穂を心の支えとしつつも、無関心な夫、育児疲れもあいまって、亜矢子は追い詰められ、幸せな日常から転落していく。その破滅の裏側には、思いも寄らない「悪意」が存在していた…。不世出のストーリーテラーが新境地を拓いた、傑作心理ミステリー!


悪女フェチな私に、朝活読書サロンのマダム・ミチコに薦められました。



日本を代表するホラー映画、『リング』の貞子の後姿を彷彿とさせるストレートの黒髪の女性。主人公亜矢子に嫌がらせをする女は誰なのか?


しかしですね。。。おそらくちがうのですよ、ミチコさん。女性が思う悪女と男性が思う悪女は。


私が思う悪女は、男を手玉に取り女の魅力で男を惑わす悪女。それは、ナオミであり、葉子であり、公子であり、繭子であり、はたまた黒蜥蜴のような女たちです。


本書に出てくる亜矢子も麻由も時恵も志穂も、むろん他の面従腹背の女たちも、私の恋愛対象外、つまり惑わされることはありませんでした。また、本書はミステリーということなのですが、途中で誰が悪意のクイーンかが分かってしまいました。ミステリーなので、もちろん嫌がらせ女ではない。なので麻由は白。そうすると、時恵と志穂しかいない。時恵に赤子を預けて、赤子が健康を害したところで気づきました。この女、なにかたくらんでる。


いやー、怖い。女性から見ると、子どもに毒牙を向ける女は怖いのでしょう。しかし、男である私から見ると、全然怖くありません。というより、むかつく。普段、女性に暴力をふるうことはありませんが、こんな女が実際に目の前にいたら、ピシっと張り倒します。


それにしても亜矢子さん。子どもの様子に気づいてよ。おかしいでしょ。自分といる時は何も問題ない自分の子どもが、時恵に預けた時だけ健康を害するなんて。母親が自分の子どもの異変に気づかないというのは、おかしいです。


著者は男性ですが、ひょっとして子育ての経験がないのかも。女性の人物描写に無理があるように思いました。


ということで、ミチコさん、すみません。お借りしたので書評を書かねばと思い、こんな書評になってしまいました。



朝活読書サロン2015年9月24日

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