「マインドフルネス」考察その1:WHERE?(どこで瞑想する?)につづいて

類似概念との差

「マインドフルネス」の概念を聞いた時、最初に涌いた疑問は「坐禅」との違いです。類似概念は他にもあります。分かる限りで列挙すると次のとおりです。



レイヤー構造1:オペレーティングシステム

私から質問するまでもなく他の方から質問が出たのですが、説明をするには時間が足りないということで説明はありませんでした。しかし、一連の話を聴いて感じたのは、IT業界風にいうと、「マインドフルネス」というのはハードウェアやオペレーティングシステムなどの下層レイヤーで、坐禅や他の理論は上層レイヤーのアプリケーションと考えると、分かりやすいように思います。禅とは仏教の原点であり、坐禅とは自己との問答です。


レイヤー構造で理解できてくると、別のレイヤー構造でも説明ができることに気づきました。マズローの欲求段階説です。


レイヤー構造2:マズローの欲求段階説

「マインドフルネス」は、最下層の生理的欲求レベルです。食欲、睡眠、呼吸、心拍、発汗、排泄、性欲などと同じ生物としての基本的な欲求です。人間の脳は極度に大脳が肥大化していますが、これら生理的欲求を司るのは古い脳である小脳や脳幹です。大脳は、他の動物には見られない人間の特徴である知覚・思考・意識などを司りますが、小脳や脳幹が司るのは、人間以外の動物も持っている本能です。いちいち意識しなくても食欲は涌きますし、意識しなくても呼吸、心拍をします。


マインドフルネスは、瞑想を通じて、自分の呼吸や心拍を調えることで体全体の生理機能をも整えます。頭でいろいろ複雑なことをこしらえるのではなく、生物としての自然体に戻る、自然への回帰とも考えれます。


本能の呼び覚ましと自然への回帰

高度に情報化・知覚化した現代では、人間はますます大脳を駆使しているのではないでしょうか。そして、特に都市部に住む者は、自然と触れ合う機会がなかなかありません。大脳の役割が肥大化し、小脳・脳幹の活躍場面が減っているようにも感じます。これは人間である以前の動物・生命体として、かなり無理をしているようにも思います。


「マインドフルネス」は、ヒートアップした大脳を冷却するとともに、呼吸・心拍を調えることにより、小脳・脳幹の本能を呼び覚ましているのではないでしょうか?


欧陽脩が「馬上枕上厠上」した時代は、北宋が世界最先端に躍り出た時代です。首都開封は人口100万人を超えました。欧陽脩はそんな大都会の喧騒の中で、「馬上枕上厠上」が冷静に思考できる場所だとしました。


現代の我々も喧騒から離れて、心を穏やかにする時間が必要なのだと思うのです。自然への回帰です。


マインドフルネスに関するブログ記事


Disclaimer

「マインドフルネス」を正しく理解しているわけではありません。理解不足により記載内容に誤りがあるかもしれませんが、ご了承ください。


追伸(3月4日)

ちょうど、マインドフルネス vs. 禅の記事がありましたので、リンクしておきます。




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