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credit : Jackie Kelly via www.pexels.com (license : CC0)


<目次>
  • はじめに 8割捨てて2割残す
  • 第1章 今度こそ、捨てる!
        捨てたいのに、捨てられない本当の理由とは?
  • 第2章 「捨て方」にも技術があった!
        1週間で8割捨てるためのウォーミングアップ
  • 第3章 いよいよ開始!「1週間で8割捨てる」プラン
        「プライムゾーン」からはじめれば、どんな人でもモノは減らせる
  • 第4章 一生リバウンドしない方法
        モノが増える理由が分かれば、予防策も立てられる!
  • 第5章 ミニマリストの生きる知恵
        どんな時代も「小さな暮らし」で乗り切る!
  • おわりに 捨てることは、自分の未来をつくること!


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やましたひでこさんの『断捨離』、ベストセラーとなったコンマリこと近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』。片付けがブームになって再度片付け本が売れているのは、多くの人がまだまだ片付けが実践できていないということなのでしょう。かくいう私もその一人なのですが。


思い起こせば、結婚後子どもが生まれるまでの夫婦生活は、最も片付いていた時代だったように思います。ああ、あの日は戻ってこないのだろうか。


実践


本書はタイトルにある通り、一週間で8割を捨てるHow To本で、その実践の仕方はよく分かりました。

  • ウォーミングアップに15分で27個捨てる
  • 1セット15分(だらだら片付けない)
  • 7日のメニュー
    • 1日目:たんすやクローゼット、洋服を捨てる
    • 2日目:押し入れやクローゼット、バッグを捨てる
    • 3日目:キッチン、食器を捨てる
    • 4日目:本棚、本を捨てる
    • 5日目:引き出し、書類を捨てる
    • 6日目:リビングなど、雑貨を捨てる
    • 7日目:家全体、思い出の品を捨てる


どうしても、「捨てる」ことに主眼をおきがちなのですが、真の目的は「自分らしい生き方」です。「自分らしい生き方」に必要なものは手元に置き、そうでないものは捨てる。徹底的に捨てる。


なぜ、捨てねばならないのか?


モノを所有すること自体、管理コストが発生します。だからモノを減らします。減らすために捨てる、とのことです。


モノを減らすメリットの一つに、「決断疲れ」から解放されるというのがあります。 (P40)

モノを買うことは代金を払っただけで終わりません。

一度、モノを所有すると、その後も管理しなければならないので、限られた自分のリソース(時間、お金、精神的・肉体的な力)を使うことになります。 (P150)


買い物天国日本


著者はカナダ在住なのです。海外に住んでいる方はよくご存知なのですが、日本、というより正確には日本の都市ですが、本当に便利です。なんでも手に入ります。


国土の広いアメリカやカナダでは、そうはいかない。通勤圏内にあるお店は限られ、営業時間も限られます。中高生が学校からの帰り道に寄り道して買い物するのは北米では考えられないでしょう。


ネット注文で宅配便が翌日配達(あるいは当日配達!)してくれるのは、どうやら日本だけのようです。著者の住むカナダでは、1週間かかることもあるようです。


思わぬ気づき


図らずも本書を読んで気づいてしまったことがあります。日本がデフレになる原因の一つです。


日本では魅力的な商品が多く、買い物をする行為そのものがとても便利です。だからこそ、日本に住んでいる限り、モノを持たないという確固たる意思が必要であり、捨てるという決断が、さらに重要なのです。 (P181)

つい100年ぐらい前は、モノはそんなにありませんでした。昔の人は、なけなしのお金を使って本当に必要なモノだけを買って暮らしていました。

ところが、今はすべての消費財の値段が下がり、普通の人が簡単にたくさんのモノを買うことができるようになりました。 (P192)


さきほど申しましたように、日本ほど買い物が便利な国はありません。何でも買えます。消費者優位です。それが過当競争を生み、値下げ圧力になっているように感じます。


たぶん、我々日本人が便利だと思っているものは、世界のどこの国でも手に入りません。たとえば100円ショップでも中国人が買っていくと言うではありませんか。Made in Chinaなのに。目の肥えた消費者、それに応える売り手の企画。この二つが両輪となって、どんどん新しいモノを生み出して、それがぐるぐると日本の消費文化を支えているのでしょう。


ある意味、ラットレースです。モノを捨てる、モノを必要なもの以外は持たないと決断することが、このラットレースから抜け出すことに他ならないように感じます。


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