Influence_Science_and_Practice

book cover of "Influence: Science and Practice" via amazon.com


<目次>
  • はじめに
  • 第1章 「社会性」を身につけるために
  • 第2章 「心の支柱」を見つけるために
  • 第3章 「愛」を感じるために
  • 第4章 「知識」を戦力に変えるために
  • 第5章 「命」の尊厳を知るために
  • 第6章 「心」の成長をうながすために
  • 第7章 子どもに読ませたい本
  • あとがき
  • 獄中読書記録


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本書は無期懲役囚である美達大和氏(ペンネーム)が心を揺さぶられた42冊の本が紹介されています。その中で私が読了した本は9冊ありました。そのうち3冊はすでに書評を書いておりました。そして、『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』についても書きました。残り5冊です。そのうちの1冊である『影響力の武器』を紹介します。


『影響力の武器』

影響力の武器[第二版]―なぜ、人は動かされるのか
ロバート・B・チャルディーニ
誠信書房 ( 2007-09-14 )
ISBN: 9784414304169


紹介しますと言ったものの、骨太すぎて容易に書評を書ける本ではありません。2014年の朝活読書サロンで紹介し、2014年のベスト10冊に選びました。人生の中でのベスト10冊候補です。ビジネスパーソンには、この本はMUSTだと思います。自分のブログ記事から引用します。


ロバート・チャルディーニの名著で社会心理学に関する本です。2014年始まって間もないですが、2014年の読了ナンバーワン候補です(笑)。人は知らず知らずのうちに心を動かされてしまいます。それをチャルディーニは「影響力」と呼ぶわけですが、その影響力には六つあります。


  1. 返報性:先にもらってしまうと恩を感じてしまう(互酬性)
  2. コミットメントと一貫性:一度言ってしまうと引っ込みがつかなくなる
  3. 社会的証明:みんながやってるとつい流されてしまう
  4. 好意:自分が好きであれば相手も好きになる
  5. 権威:肩書きに必要以上に捉われる
  6. 希少性:ついつい数少ないものに飛びついてしまう。


本書の問題はそのボリュームです。496ページなのですが、1ページ当たりの文字量が多いため、1ページ15-16行の新書に換算すると、ざっくりと700-800ページのボリュームになるのではないかと推察します。多くの人が本の厚みにうろたえ、諦めてしまうのではないでしょうか。この本を換骨奪胎し、200-300ページ程度の新書に焼き直せば、岸見一郎氏が紹介していたアドラー心理学が『嫌われる勇気』のベストセラーによって十数年以上経ってからブレイクしたように、『影響力の武器』もブレイクすると思います。


よし決めた。


本書を一章ずつ丹念に書評を書きます。2017年の課題です。


なお、美達氏が紹介し私が読んだのは『~第二版』ですが、すでに『~第三版』が出ています。新たに読み直す時は、『~第三版』を読もうと思います。


影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか
ロバート・B・チャルディーニ
誠信書房 ( 2014-07-10 )
ISBN: 9784414304220




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