新聞
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先週の土曜日だったと思う。郵便受けに新聞が入っていた。誤配送されたのか、試供品として置いていったのだと思う。


かれこれ、7~8年新聞を定期購読をしていない。当時、私の同僚だったH氏が、インターネットのニュースサイトやソーシャルメディアが普及した時代に新聞は必要ないと断言していた。私にはそこまで断言できるものはなかったが新聞の購読をやめた。


新聞の購読をやめてしまったことによる弊害は、もちろんある。ニュースの全体観が分からないため、ビジネスパーソンとして知っておくべき事柄を、見落としてしまったことが時々あった。子どもに活字を読ませないといけないし、「勉強」ではなく「社会」を学ばせるために、新聞は必要かな、と考えたこともあった。


目次

「ニュース」のない新聞


そして、先週。


そこには、「ニュース」という名の古い情報しかなかった。つまらなかった。新聞って、こんなにつまらなかったのか?新聞でなければ読めないもの、たとえば社説とか、『経済教室』とか、『私の履歴書』とか。しかし、それらはコラム等の類であって、決して「ニュース」ではない。


新聞が網羅的で社会の全体をつかめるかというと、どうも最近あやしくなってきた。一昨年の朝日新聞問題昨年の安保関連法に関する報道、今年に入ってからの舛添問題自民党東京都連問題、そして、蓮舫問題。すべてネット発で、ネットで真実が暴かれ、かなり時間が経ってから、新聞が追いかけてきた。


しかも、ネットで特定の個人が発している情報であるのにも関わらず、「ネットでは」という情報源を隠した匿名扱い。それなら、ネット上のニュースサイトは、堂々と新聞記事を引用した上で、「大手新聞では」と匿名で報ずることも許されるだろう。



取材力で劣る新聞


我が家では、新聞は購読していないが、時々週刊文春を購入して読んでいる。だいたい400円ぐらい。新聞が140円なので、3日分相当になる。なぜ、お金を払ってまで読むかというと、読む価値のある記事があるから。新聞より週刊文春のほうが取材力が高い。


また、週刊文春は、読んだことのある人は分かると思うけど、広告が少ない。通常、雑誌も新聞も、収入のかなりの部分を広告が占めるが、文春はそうではない。つまり、何者にも左右されないことを意味する。ジャニーズの問題を掘り下げ、SMAP騒動の原因を作ったのは週刊文春だし、山崎拓の不倫を報じて落選させたのも週刊文春だった。新聞社は、文春の取材力に勝てないことを、現代ビジネスが報じており、全くその通りだと思う。



インターネットメディアの品質向上


私が新聞を読んでいなかった7~8年の間に、おそらく次の二つのことが起きたのではないかと思う。


一つは、私が言うまでもなく、新聞そのものの劣化。私と同年代、新聞社は給料の高い人気就職先だったけど、今の学生からはどう見えているのだろうか?


そしてもう一つは、インターネットメディアのニュース品質が向上したこと。アゴラやBLOGOSなどの言論プラットフォームや、NewsPicksなどのキュレーションサイトも、その一役を買っていると思う。それと、何より、私自身、6年間ブログを書き続けて感じていることなのだけど、ネット上で良質の記事を書ける書き手が増えたということ。


2002年から2005年ぐらいまで、第一次のブログのブームがあった。当時のブログは、実名ではなく、ハンドル名が主流だった。私も、ハンドル名でブログを書いていた。今と比べれば、大手新聞に対抗できる品質を確保した記事は、極めて少なかったと思う。実名で書いていない以上、記事の品質が信頼されないのは、一理あると思う。しかし、今や相当数のブログが実名で書かれている。読みごたえのある記事も増えた。


インターネット上の論壇を読み続けた目で新聞を振り返ると、どうにもつまらないのだ。しかも、情報が古い、真実を伝えない、偏向している。


衰退か持続か


インターネットで情報をチェックしていれば、蓮舫問題は明らかだ。しかし、インターネットで情報をチェックしていないマジョリティの人たちは、そこまでの大きな問題と考えていない。だから、まさかの党首に選ばれてしまった。蓮舫問題がネット上だけでなくリアル社会でさく裂し、辞任に追い込まれた時、新聞は読まなくてもいい、という命題が一つ証明され、新聞衰退の道しるべになるだろう。


このような状況に追い込まれている新聞社の方々は、新聞にまつわる諸問題を一体どのように考えているのだろうか?その問題を解決するのは、自分たちでしかない。新聞がなくなってよいとは決して思わない。一ブロガーで絶対かなわないのは、取材能力。ポピュリズムに陥り大衆に迎合するのでもなく、センセーショナルなタイトルで人の目を惹くのではなく。その取材能力を活かし、掘り下げて、真実を暴くような記事を書いてほしい。


以上



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