著者アレックス・カー氏が運営する徳島県祖谷渓の「篪庵」(ちいおり)

Chiiori guest house

image from and copyright: National Geographic



ここ1~2ヶ月、在日外国人による日本観光論の本を続けて読んでいます。日本人にとっては空気のように当たり前になって意識すらできなくなったことを、彼ら在日外国人はその新鮮なまなざしで気づかせてくれます。



本書『ニッポン景観論』も、その表紙の雰囲気から、日本人が気づかない日本の景観の良さを気づかせてくれる本かと思ったら、まったくの逆でした。日本人はもっと景観に気を配るべきだと痛切に批判した本でした。それは、目次の章立てを見ていただくと分かるかと思います。


電柱・鉄塔・電線、看板・広告・スローガン、まわりの景観に配慮のない土木建築・モニュメント。まわりの景観と整合に少し気を配るだけで、景観がよくなります。



厳しい批判ではありますが、日本を愛してこその批判です。自ら古民家再生を手がけてしまうような姿勢が、日本への愛を示しています。


ニッポン景観論 (集英社新書)
アレックス・カー
集英社 ( 2014-09-17 )
ISBN: 9784087207538

<目次>

序章

第一章 細かな規制と正反対の眺め -電線、鉄塔、携帯基地局-

第二章 「町をきれいにしましょう」 -看板と広告-

第三章 コンクリートの前衛芸術 -土木-

第四章 人をビックリさせるものを作る力 -建築、モニュメント-

第五章 ピカピカの「工場思想」 -工業モード-

第六章 人生は「ふれあい」 -スローガン-

第七章 古いものは恥ずかしい -町へのプライド-

第八章 国土の大掃除 -観光テクノロジー-

終章  日本人が掌に持っている宝


馬篭宿

image from Wikipedia Lic:GFDL

景観のよい町並み:中仙道馬篭宿。電線・電柱や原色の看板が一切ない。

観光地によっては、電柱・電線や看板が景観を損ねているケースが少なくありません。


アレックス・カー氏と「篪庵」(ちいおり)


著者アレックス・カー氏は、徳島県の祖谷渓(いやけい)の古民家「篪庵」(ちいおり)を買い取り、古民家体験ができる宿として運営しています。



篪庵を取り上げた海外の記事



祖谷渓のかずら橋

祖谷渓かずら橋

image from:Wikimedia Commons lic:CC BY-SA 2.1 JP



↓↓参考になったらクリック願います↓↓
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村