愚か者
松田 公太
講談社 ( 2016-01-15 )
ISBN: 9784062198943

<目次>
  • はじめに
  • 第1章 強い「情熱」を持って 「タリーズコーヒージャパン」設立
  • 第2章 出会いに感謝して 上場までの軌跡
  • 第3章 「使命」をいだいて タリーズとの決別
  • 第4章 「挑戦」をつづけるために シンガポールでのゼロからのスタート
  • 第5章 新たな「朝食文化」をつくる 「エッグスンシングス」とパンケーキブーム
  • 第6章 日本を元気にするために 政治家への道
  • 第7章 苦い経験を糧に 「みんなの党」崩壊の裏で起きていたこと
  • 第8章 「目的」のために行動せよ 「ベンチャー政党」を立ち上げる
  • 第9章 日本の未来のために 「安保法案」成立に至るまでの真実
  • メッセージ 「愚か者」のススメ


次の参議院議員選挙に向けて、自民党でもない民進党でもない、第三極として、松田公太氏が投票するに資する人物かをはかるため、別の著書『仕事は5年でやめなさい。』につづき、本書も読みました。


満点に近いです。まだ、参議院議員選挙の顔ぶれが明らかではないので最終決定ではありませんが、東京都選挙区については、松田公太氏への投票を内定します。


その理由は、松田氏の使命感、経営者感覚、安保法案の修正案で見せた政治家としての行動力、誠実さ、愚直さにあります。すばらしいです。どこかの誰かとは大違います。本書ではその人間性が表れているだけでなく、松田氏をTwitterでフォローしていることもあり、日ごろの言動でも裏打ちされています。


心配なことがあります。山田太郎氏の離党により、いよいよ日本を元気にする会は3名となり、ちょうど、代表を辞任してしまいました。今回の選挙はさすがに厳しいかもしれませんが、それでも応援します。
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政党が離合集散する理由


なぜ、小政党は離合集散するのでしょうか?図らずも、本書を読んで分かってしまいました。みんなの党の分裂理由、維新の党の分裂理由も、同じ理由です。それは、現役議員はみな選挙に落ちるのが怖いからです。小政党は、選挙協力という名の下に、競争相手を減らすことに躍起です。


渡辺喜美氏は自民党にすり寄りました。自分の選挙区に自民党議員の擁立を辞退させるためです。ところが維新の党にすり寄りたい江田憲司氏は、それでは困るわけです。


同じことは維新の党の分裂騒動でも起きました。独立路線を取りたい橋下徹氏に対し、民主党にすり寄りたい松野頼久氏。結果的に、維新の党は民主党へと合流しました。


江田氏らが離党した理由は、表面的に「特定秘密保護法案」への賛否を巡る対立だった。与党の進める同案に対し、みんなの党が賛成したことに反発したのだ。しかし、離党したメンバーには、もともとは同案への賛成を強く訴えていた議員も少なくなった。

「特定秘密保護法案」は離党の大義名分に過ぎなかったのである。

私から見れば、すべては「再選」を考えての行動だ。どの政党に属し、どの政党と仲良くすれば、自分の選挙区に対立候補を出されずにすむか。多くの国会議員はそのことばかりを考えている。とにかく自分の議席を守ることが、政策や理念より大事なのである。 (P174)

渡辺氏や浅尾氏、さらには離党した江田氏といった党幹部は皆、衆院議員である。みんなの党の支持率は落ち込み、単独で小選挙区を勝ち抜ける状況ではなかった。頼みの綱は他党との「選挙協力」だ。他党との間で選挙区調整を行い、自分の選挙区に候補者を立てないようお願いする。そこで自民党と組むか、それとも民主党など野党と組むのかといった「路線問題」が生じた。路線問題といえばそれらしく聞こえるが、結局は自分の「選挙区事情」である。つまり、いかにして「国会議員」としての身分を守るのかという争いなのだ。 (P189)

国会議員にとっては、自分の「再選」に有利な状況をつくることがなによりも大切なのである。そのことは、みんなの党の内紛を通じてよくわかった。 (P191)

一つ心配なのは、本書で名前を暴露して多くの政治家を職業議員だとしてこき下ろしたこと。永田町の中で敵を増やしてしまったのではないかと危惧します。
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政権代替可能な保守政党

「自民党の政策に全面的に賛成するわけではないが、だからといって民主党も支持できない」そう考えている人も多いのではないだろうか。近年、国政選挙のたびに投票率が下がっているのも、有権者が票を投じたい政党がないからなのだ。 (P194)


多くの人、特にビジネスパーソン層が欲しているのは、左翼化した民進党ではなく、政権代替可能な保守政党の誕生ではないでしょうか?みんなの党や維新の党と目されていたのに、瓦解してしまい、本当に残念です。その中で、ぶれずに突き進んでいるのが、橋下徹氏であり、松田公太氏でしょう。なので、応援しないわけにはいきません。
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