誰が教師を信頼しているのか


「#クローズアップ現代+」の「#教師への暴力」のご意見募集についてTwitter上でウォッチしていたところ、駒澤大学社会学専攻の片岡栄美教授の『誰が教師を信頼しているのか ―「モンスター・ペアレント」言説の検証と教師への信頼―』という論文が目に留まりました。原出典を見ると、『駒澤社会学研究』の2014年3月号掲載論文のようです。



興味を抱いたところを抜粋します。調査サンプルは、関東の3歳から中学3年生の子どもを住民票台帳から無作為に3000人抽出し、その保護者6000名に対しアンケート調査を行い、調査回収率44.03%、有効回答2283票(男性1016票、女性1266票)が基になっています。


教師への信頼度スコアと父母学歴・父母職業

教師への信頼度スコアと父母学歴・父母職業


「学校や園の先生の言うことは、信頼できる」と、「先生を尊敬して いる」という二つの質問に対し、「よくあてはまる」= 3 点、「ややあてはまる」= 2 点、「あまりあてはまらない」 = 1 点、「あてはまらない」= 0 点と得点化した際の平均値です。6点満点になります。


性別で見ると、全ての学歴・職業において、女性のほうが教師への信頼度が高いです。また、男女とも、高学歴の親のほうが教師への信頼度が高いです。職業に関しては異なる傾向を示しており、女性は無職のほうが信頼度が高く、男性は無職のほうが信頼度が低いです。


学校関与スコア(父母学歴別・職業別)

学校関与スコア(父母学歴別・職業別)


「保護者懇談会に、積 極的に参加している」と「学校や園の行事には、必ず参加している」という二つの質問に対し、「よくあてはまる」= 3 点、「ややあてはまる」= 2 点、「あまりあてはまらない」 = 1 点、「あてはまらない」= 0 点と得点化した際の平均値です。6点満点になります。


全ての学歴・職業において、ほとんど男女比がダブルスコアです。男女平等・女性活躍社会とこれだけ言われているのにも関わらず、保護者会やPTAの場に参加する限り、学校のことは母親任せであることを当ブログでもたびたび述べてきましたが、その実体験が統計的にも証明されました。


自己中心的価値

自己中心的価値


本論文は「モンスターペアレント」に関する論文ですので、自己中心的価値についても調査を行っています。「他人に迷惑をかけなければ、何をしようと個人の自由だ」という設問に対し、「そう思う」+「ややそう思う」の割合を示したグラフになります。


全ての学歴において男性のほうが自己中心的ですが、低学歴では男女差が少ないのに対し、高学歴ほど男女差が大きくなります。女性は、高等教育に進むほど社会性を身につけ、男性は、高等教育に進むほど社会性を失っていく、ということでしょうか。


現在、日本医科大学の女性受験者に対する受験結果の操作が大きな問題となっています。高学歴の男社会は時に社会通念から逸脱してろくでもないことをしでかす、と言えるのかもしれません。



以上



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