大論争! 哲学バトル
畠山 創
KADOKAWA ( 2016-04-27 )
ISBN: 9784046013101


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本書は2018年8月22日の品川読書会で紹介を受けました。通常、紹介を受けた本は読まないことにしているのですが、本書は37人もの哲人が登場するとのことで、その顔触れと対立軸を確認いたしたく、本書を手に取りました。


本書に登場する37人の哲人

ソクラテス/プラトン/アリストテレス/プロタゴラス/エピクロス/アウグスティヌス/トマス・アクィナス/カルヴァン/ベーコン/ホッブズ/デカルト/ヒューム/ルソー/カント/アダム・スミス/ベンサム/J・S・ミル/ヘーゲル/キルケゴール/フォイエルバッハ/マルクス/ニーチェ/ソシュール/レヴィ=ストロース/カール・シュミット/ヤスパース/サルトル/レヴィナス/カミュ/ロールズ/釈迦/孔子/孟子/荀子/荘子/森鴎外/ガンジー


ソクラテスが審判を務め、残る36人がそれぞれのテーマで論争を繰り広げます。ほとんどの場合、対立の溝は埋まらず、平行線のままですが。


テーマ
  1. 格差はどこまで許されるのか?
  2. 殺人は絶対悪なのか?
  3. 少年法は厳罰化すべきか?
  4. 人間の本性は善なのか悪なのか?
  5. 戦争は絶対悪なのか?
  6. グローバリズムと愛国心、どっちが大事?
  7. 人類の歴史を動かすものは何なのか?
  8. 社会と自分、行動を決めているのはどちらか?
  9. 最高の快楽と幸福とは何か?
  10. 自由は本当に必要か?
  11. 人は「1+1=2」を生まれつき知っているのか?
  12. 天国のような別の世界はあるのか?
  13. 神はいるのか、いないのか?
  14. この世界に真理はあるのか?
  15. 何のために生きるのか?


対立軸の分かりやすい例が、1番目の格差の是非(マルクス vs. アダム・スミス)や、4番目の性善説 vs. 性悪説(孟子 vs. 荀子、ルソー vs. ホッブズ)、8番目の構造主義 vs. 実存主義(レヴィ=ストロース vs. サルトル)


また、本書の中で以下の概念の説明があり、発案者の紹介があった。

  • ディストピア:J・S・ミルが発案。後にファシズムやソ連の登場により現実になる。
  • 易姓革命:王道政治を説いた孟子が提唱。
  • 実存(存在)が本質(意味)に先立っているとしたのが実存主義。サルトルが唱える。
  • ブリコラージュ:ありあわせのものを寄せ集めて作ること。構造主義のレヴィ=ストロースが提唱。
  • 野生の思考:文明化した「栽培思考」に対し未開の状態の思考。レヴィ=ストロースが提唱。


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『大論争! 哲学バトル』


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