2012年以降、ほぼ選挙のたびに政治家の本を読んでいます。
どんな政治家の本を読んできたのかを一気に紹介します。
第二弾です。
政治家の本を読めば、その政治家の政治信条や本音、人間性が分かります。
分かっていれば、舛添など、はなから排除できたはずです。
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元岩手県知事:増田寛也氏
2015年読了
人口減少社会のメカニズムが淡々と語られています。不都合な真実なれど、受け止めねばなりません。東京はまだ人口増加中ですが、東京の人口が減少に転じると、ますます東京に雇用が集中しかねず、東京がポンプの役目を果たすがごとく、日本全体の人口急減を招くと警鐘を鳴らしています。
ならば、都知事選に出馬して、東京都をいかがするつもりでしょうか?その方策が現時点(2016年7月13日)でまだ見えません。
自民党:稲田朋美氏
2015年読了
現自民党で、わずか当選4期目ながら政務調査会長を務める稲田氏。民主党政権時代、歯に衣着せぬ国会論戦を挑み、脚光を浴びました。女性宰相候補ナンバーワンの予備声が高いです。安倍氏と同様タカ派の論客と評せられ、何かと左側より攻撃の対象となることもありますが、社会保障改革や小さな政府を目指すという政治姿勢を、私は評価します。
元日本共産党:筆坂秀世氏
2016年読了
元共産党幹部ながら保守派へ寝返った珍しい御仁です。日本共産党の内情を暴露してしまっています。日本共産党のルーツ、成り立ちを知りたい方におすすめ。沖縄基地問題の正体も見えます。読書日記人気ランキング
自民党:佐藤正久氏
2016年読了
イラク戦争後の戦後処理に派遣された自衛隊のひげの隊長。国会の場に安全保障の専門家は絶対必須です。安全保障は、無知がゆえに不毛な議論が多すぎます。
民進党:古川元久氏
2016年読了
愛知県選出の民進党衆議院議員。1996年比例復活で初当選。当時、私が住んでいた地域から出馬したため、彼のことはよく覚えています。投票したかどうかまでは覚えていませんが。
財政破綻がどのようなメカニズムで発生し、その結果、預金封鎖、食糧危機、エネルギー危機が起きるメカニズムを説明。私の理解とほぼ一致しています。財政問題を理解するのにおすすめです。
こういう切れ味の鋭い論客が多いのは、官僚出身議員の多い民進党ならでは。自民党からはなかなかこうした人物が出てきません。だからこそ惜しいのです。民進党が政権交代可能な政党にならないことが。
前東京都知事:舛添要一氏
2016年読了
「驕奢を戒めよ」とは、舛添氏が都知事就任時に都庁職員の述べた訓示です。どの口で言う。あきれ果てました。そして、大言壮語なことを言う割りには、中身も空っぽです。ここに並ぶ他の政治家のみなさんの本と比べれば、歴然としています。舛添って、政治家になる前は政治学者でしょ?東京大学が助教授、国際大学が教授の位を与えています。日本の政治学者など、肩書がご立派でも中身がないことを示す良い見本となりました。読書日記人気ランキング
日本を元気にする会:松田公太氏
2016年読了
今回の参議院議員選挙に当たり、当初、松田氏への投票を予定していました。松田氏の政治思想を確認するために読んだ本なのですが。。。長いモノに巻かれるのをヨシとしないことは本書でもたびたび触れられていることです。自民党やおおさか維新の会からもお誘いがあったと思いますが、自分の政治信条を貫くために全て断ったはず。その政治姿勢は買います。今回の出馬見送りは残念ですが、どこかで巻き返しを果たしていただくことを期待しています。それは、政治の世界ではなく民間かもしれませんが、それは問題ではありません。
元長野県知事:田中康夫氏
2016年読了
参議院議員選挙・東京都選挙区の顔ぶれを確認した後、投票先選びの中で私が白羽の矢を当てたのがこの人。うーん、落選してしまった。長野県知事の実績、うまい官僚の動機付け、徹底的なリアリストの姿勢等、私は評価したのですが。
以上
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