本能寺の変が起きたと知った時、誰が羽柴秀吉の最終勝利を予測できたのだろうか?

歴史との対比~三度の逆転になるか



歴史オタの私といたしましては、歴史と照らし合わせた現在進行中の衆議院議員選挙を占っておきたいと思います。


今回の衆議院議員選挙は、なんとなく本能寺の変に様相が似て来た感じがしました。本能寺の変をおさらいします。


本能寺の変から清洲会議までの道程
  • 06月02日 本能寺の変
  • 06月03日 羽柴秀吉、本能寺の変を知る
  • 06月04日 羽柴秀吉、毛利軍と電撃和解
  • 06月06日 柴田勝家、本能寺の変を知る
  • 06月13日 山崎の戦い、羽柴秀吉の勝利
  • 06月27日 清洲会議、秀吉と勝家の立場が逆転


三度逆転が生じたことになります。本能寺の変当日に一旦明智光秀がトップに立ち、11日の後の山崎の戦いでその明智光秀を羽柴秀吉が破り、その16日後には織田家筆頭の立場が柴田勝家から羽柴秀吉に逆転します。この間、わずか25日でした。



次期内閣組閣までの道程
  • 09月25日 安倍首相、衆議院解散を表明
  • 09月25日 小池氏が希望の党を結成
  • 09月28日 民進党が希望の党合流を電撃決議
  • 09月28日 衆議院解散
  • 10月02日 枝野氏、立憲民主党結成を宣言
  • 10月10日 第48回衆議院議員選挙公示
  • 10月22日 第48回衆議院議員選挙投票・開票
  • 11月01日 特別国会で首班指名選挙
  • 11月05日 トランプ大統領来日


歴史との対比

歴史との対比をしてみると、以下のようになります。


  • 希望の党結党、民進党の希望の党への合流により、一気に政権交代が現実味になるのが本能寺の変(逆転1)
  • 立憲民主党結成からの希望の党失墜の始まりは、諸将の協力を得られなかった明智光秀の失墜に似ている。
  • 衆議院議員選挙当日は山崎の戦い(逆転2)
  • 首班指名選挙は清洲会議(逆転3)


山崎の戦いから清洲会議まで、柴田勝家陣営も多数派工作はしてなんとか秀吉の力を削ごうとしたでしょう。しかし、丹羽長秀、池田恒興が羽柴秀吉を支持したため、勝家は秀吉の後塵を期すことになり、1年後に勝家は秀吉に敗れ、天下は秀吉が継承していくことになります。


どの報道を見ても、野党が分裂したため、与党300議席は固いようです。前回の衆議院議員選挙・参議院議員選挙の得票率(与党が46-49%)と獲得議席割合、NHK調査の前回参議院選時と9月の与党別支持率(42.8%と40.8%)を見ても、間違いないように思います。



以下は私の勝手な深読み(妄想)ですので、ネタと思って軽く読み飛ばしていただければと幸いです。


深読み(妄想)

トランプ来日決定

戦国時代と違い、現在は敗北しても生き残ります。敗北した勢力をゼロとして扱うことはできず、人物を一対一に割り振ることはできません。敗北した人物も復活することもありとします。



1つ目のニュースから分かること。18日にトランプ大統領来日正式決定の発表があったということは、自民党は与党勝利の確信を得、安倍首相続投で内部の合意を形成したことを意味します。そして2つ目のニュースでは、11月5日の安倍&トランプの親睦ゴルフは、東京オリンピックの競技会場で行われ、そこへ小池氏が誘われるというものです。


希望の党との連立の可能性

この2つの記事を見て気づいたのは、記事では触れられていませんが、負けたはずの希望の党が首班指名で安倍晋三氏支持に出る可能性が出てきたこと。自民党が希望の党批判をトーンダウンさせたという声も聞こえますので、選挙後の協力(ひょっとすると連立)の合意が得られているのかもしれません。


用意周到な改憲に向けての準備

希望の党の協力を得ずとも安倍首相続投は間違いないように思いますが、トランプとの会談を考えると、東京オリンピックよりもはるかに重要な話題は北朝鮮情勢です。小池氏を呼ぶのなら、本命の話題は改憲ではないでしょうか?


与党勝利とは言え、衆議院では改憲に必要な3分の2を取れる保証はまだなく、仮に取れたとしても、上述のとおり、過去数回の選挙の得票率や直近の与党の政党支持率は過半数に足りません。国民投票での過半数獲得も心もとないです。改憲を盤石なものにするために、国民投票も見据えて希望の党(&日本維新の会)も政権に取り込むことを画策したのだと思いますが、深読みし過ぎでしょうか?


考察

熟慮できないもどかしさ

本能寺の変から清洲会議までわずか25日。それに対し、衆議院解散表明から首班指名まで37日。現在の我々は、目まぐるしく変わる状況の変化に判断を迷わされますが、戦国時代ではわずか25日で形勢逆転が生じました。通信手段が極めて限定的であったのにも関わらず、不確実な情報のまま、当時の織田家臣団の諸将は、羽柴秀吉につくべきか明智光秀につくべきか、判断を迫られたことになります。


今回の選挙、方々よりどこへ投票していいのかわからないという声が聞こえます。いつの時代も、熟慮している余裕などなく、不確実・不正確な情報の下に判断をせざるを得ません。


分からないから白票・棄権という声があります。しかし、白票や棄権は組織票を持つ側を利するだけです。公明党・共産党にぶれはなく、浮動票依存の希望の党が沈み、自民党・公明党の政権が続行することになります。分からないという方には、私は今回は立憲民主党への投票をお薦めします。


抜け目の無さ

羽柴秀吉と、安倍晋三・菅義偉・麻生太郎の三人の共通項は、抜け目の無さ、駆け引き上手だという点。トランプ来日に至る用意周到さは舌を巻きます。この点において、小池や前原、枝野の出る幕はありません。


「安倍晋三の提灯持ち」と揶揄されますが、山口敬之氏が安倍晋三氏を描いた『総理』と『暗闘』は、メディアが報じない安倍晋三・菅義偉・麻生太郎三人を描いていてお薦めです。政治家を志す人にはMUST本です。




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