社内同好会制度を使って、「読書部」を立ち上げました。立上げ時部員数8名。中には読書会未経験者もいます。月1部会を開催予定です。


本日、第1回部会ランチョンがあり、私を含め4名が参加しました。一番オーソドックスな、お薦め本を紹介するタイプです。今後も部員募集中です。


なお、私自身は97回目の読書会参加となります。


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ランチョン


開催場所はこちら。


ランチは1人1100円からです。個室を貸し切りにできました。接待に利用できます。


紹介を受けた本

『八月十五日に吹く風』


北方の太平洋戦争の戦線。舞台はアリューシャン列島。ミッドウェー海戦で日本海軍が敗北した時、別動隊が陽動作戦でアリューシャン列島を攻略しました。攻略した島はアッツ島とキスカ島で、難なく攻略。しかし、アメリカ本土を攻略する戦略があるわけでもなく、意味のない戦線拡大は敗北原因の一つです。結局、アッツ島は2000名以上が玉砕しますが、キスカ島は米軍に包囲されながら6000名が奇跡の帰還を果たします。



そしてこの米軍側には、後に三島由紀夫を世界に紹介し、311後に日本語国籍を取得したドナルド・キーンが日本語通訳として従軍していたとのこと。にわかにドナルド・キーンの半生に興味が涌いてきました。彼には、アッツ島の玉砕・キスカ島からの帰還はどのように映っていたのだろうか。



『前田義子の強運に生きるワザ』


女性ファッションブランドFOXEY創業者・前田義子さん。男目線では発掘できない本です。FOXEYというのは、プチセレブ的な入学式などで着ていく服装だそうです。



本人曰く、強運だとのことで、どう強運なのかは本書を読んでみないと分かりません。ホームページを見ると、年商84億円、店舗は国内のみ。都内だと、銀座、青山に直営店があり、伊勢丹本店、日本橋三越、池袋西武、二子玉の高島屋にテナントが入っているようです。伊勢丹本店を覗いて来ようかな。海外展開はまだのようで、ぜひ海外展開も果たしてほしいものです。


ちなみに、娘さんもブランドを立ち上げたとのことです。



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『黒沢清、21世紀の映画を語る』


ホラー映画監督の黒沢清氏の学生向けの講義録。



たとえば、ホラー映画とは何か、映像と映画の違いは何か、脚本とは何か、21世紀の映画とは何か、そういった内容がまとめられています。


忘れてしまうといけないので、それらの問いに対する答えも書いてしまうと、ホラー映画とは絶望を感じさせるもの、映画とはフレームの外を感じさせるもの、脚本とは仕様書であり出資者との契約書、21世紀の映画は川の流れのようなもの。


紹介した本

『13歳からの道徳教科書』

13歳からの道徳教科書
道徳教育をすすめる有識者の会
扶桑社 ( 2012-02-10 )
ISBN: 9784594065522


実は、前日の読書会と同じ本を紹介してしまったという・・・



本当は今日のために準備していたのですが、前日に紹介する本が品切れてしまいまして、参加メンバーに重複がないこともあり、二日連続での紹介となりました。ただ、紹介の切り口は異なります。


今日の参加者から「ノンフィクションのお薦めを持ってきてほしい」というリクエスト。ノンフィクションというのを文学作品以外全てと広義に捉えてしまったのですが。で一冊に絞り切ることができないため、選書本を持っていった次第。


本書は37の道徳的なエピソード・伝記が書かれています。有名どころの歴史上の人物でいえば、橋本左内、吉田松陰、西郷隆盛、二宮尊徳、上杉鷹山、福沢諭吉などなど。経営者でいえば、本田宗一郎や盛田昭夫。それぞれ出典があり、それぞれの出典や伝記を当たるのが本書を取り上げた理由です。再読しておりまして、あらためて次に読むべき本をこの中から物色している最中です。


本書の中から今日紹介したのは3冊。


つまり、これらがお薦めの本です。



後記


読書会初参加者の方もいましたので、あらためて以下の話をしました。


それは、紹介を受けて興味を持ったところで読もうとしないこと。なぜなら積読が高くなるだけだからです。そこはぐっと我慢。読書会に参加し続けると、選書眼が高くなります。ぐっとこらえてみてください。1~2年経つと、選書眼が高くなりますから。


そのためには、紹介を受けた本についてもアウトプットをしておくことをお薦めします。簡単なのは、読書記録をつけること。あるいは人に話すことです。


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