第6回社内読書部(ランチョン)を開催。4名の参加者となりました。品川読書会につづいて、今週2回目の読書会です。
社内読書部記録
- 【社内読書部】第1回(2017年8月22日)
- 【社内読書部】第2回(2017年9月12日)
- 【社内読書部】第3回(2017年10月11日)
- 【社内読書部】第4回(2017年11月13日)
- 【社内読書部】第5回(2017年12月12日)
紹介を受けた本
『逆説のスタートアップ思考』
一冊目はスタートアップ関連の本。紹介者はスタートアップ関連業務を担当しています。スタートアップでは不合理ほど合理的であるとのこと。成功するビジネスというのは、往々にしてみんなが反対したものです。逆にみんなが合理的に正しいと思ったビジネスは、成功するとは限りません。
同じことを、『ストーリーとしての競争戦略』の著者・楠木健氏も述べているようです。
楠木 建 / 東洋経済新報社 ( 2010-04-23 )
『マイクロソフト再興とテクノロジーの未来』
サティア・ナデラ, グレッグ・ショー、ジル・トレイシー・ニコルズ
日経BP社 ( 2017-11-16 )
ISBN: 9784822255336
マイクロソフトのCEOサティア・ナデラ氏。氏がCEOになってから、マイクロソフトは「Windows」の会社から、クラウドへと大きくシフトしました。ゲイツやバルマーとは異なるバランス感覚の持ち主。それは彼がインド人からなのかもしれません。ナデラ氏は、トップの役目はキュレーションだと言います。多様性は大切ですが、多様性をinclusionする力、共感や包摂が大切だと説きます。たしかに、共感や包摂のない多様性は、単なる無秩序に陥る可能性もあります。
ナデラ氏がCEOになってから、マイクロソフトのキックオフが、慰安旅行&自慢大会から、チームによる課題ヒアリング・チーム対話に移行したとのことです。対話により、一年間のアジェンダを享有する。なるほど、マイクロソフトが力強い理由が頷けます。
『宇宙からの帰還』
立花隆氏の名著です。知りませんでした。1985年の出版で、すでに30刷を超えていました。本書は、立花氏自身が宇宙へ行ったことのある人たち(宇宙からの帰還者)へのインタビューをまとめたものです。宇宙へ行くと価値観が変わるとのことです。生きるもののいない死の世界で、地球は生に満ち溢れた世界だということを痛切に感じるとのこと。達観して宗教家に転じてしまった人もいるとのことです。
紹介した本
『君は月夜に光り輝く』
ちょうど前日に読了し書評を書いた本書を紹介しました。不治の病の女子高生との恋愛ものです。昨日の書評を参照ください。
今回の集まりの中で、『君の名は。』も話題になりました。『君は月夜に光り輝く』のジャケットは、『君の名は。』に近いビジュアルです。
不治の病の恋愛ものとしては、『君の膵臓を食べたい』もそうですね。
住野 よる / 双葉社 ( 2015-06-17 )
もう一冊、『デカメロン』が写真に写っていますが、現在読みはじめたところで、紹介はしませんでした。
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