第105回となります朝活読書サロン。今回は女性5名男性3名の参加となりました。また、「女性」に関する本が多かったので、副題に「女性論」とつけさせていただきました。
直近の読書会参加記録
- 【品川読書会】第11回（2018年2月21日）／121回目
- 【朝活読書サロン】第104回（2018年3月5日）／122回目
- 【社内読書部】第8回（2018年3月8日）／123回目
- 【品川読書会】第12回（2018年3月14日）／124回目
- 【本って「いいね！」練馬 de 朝活】（2018年3月17日）／125回目
紹介を受けた本
『シェイプ・オブ・ウォーター』
一冊目はこちら。2018年アカデミー賞作品賞に輝いた作品で、その原作小説（あるいはノベライズ版？）です。
紹介者曰く、涙腺がゆるむよとのこと。実は紹介されるまでこの映画のことを知らなかったのですが、半漁人の男と人間の女の恋の物語でしょうか？『人魚姫』の男女バージョン、あるいは『美女と野獣』の海中バージョンなのかな？
『歴史をかえた誤訳』
本当かどうかは分りませんが、太平洋戦争末期、ポツダム宣言を日本政府が「黙殺」した際、IGNOREと翻訳され、米軍が日本に原爆を投下したのは「無視」「拒否」されたと受け止めたからだ、という説があります。※
また、外交の駆け引きのため、通訳にあえて誤訳させることもあるようですし、また、これまで面識のない通訳を使うことで、万が一外交問題に発展した再に「通訳」のせいにできる、ということもあるようです。
※黙殺＝IGNORE原爆投下説はデマのようです。
『発想力の鍛え方』
クリスチャン・ステーディル, リーネ・タンゴー
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) ( 2014-11-27 )
ISBN: 9784844373858
紹介者のおすすめの本というより、現在の紹介者の悩みの種がまさに本書のタイトルとのこと。
正直、北欧に学ぶ系の本は眉唾ものだと思っておりますので（著者・翻訳者は北欧ツアーコーディネーターだったりする）、発想力を北欧に学ぶ必要はないと考えています。
私のお薦めしたのは、以下の本。美術教育の「創作」ではなく「鑑賞」のほうをハイライトした本です。人は「見えているもの」を理解しているとは限りません。「見えているもの」をアウトプットすることにより、発想力が豊かになります。この「ヴィジュアル・ シンキング・ ストラテジー」は、『 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』で、美意識を鍛える具体的な方法の1つとして紹介されています。
フィリップ ヤノウィン / 淡交社 ( 2015-01-10 )
『ヴァギナ・モノローグ』～女性論（１）
「ヴァギナ」、つまり「女性器」が第一人称として自分語りをするオフ・ブロードウェイ演劇の脚本です。
原題は複数形になっていて、複数の女優が第一人称として語ります。曰く、なぜ私は日陰者扱いされるのか、なぜ私の名前を呼ぶ時に声を潜めるのか、私を堂々と認めてほしいし、堂々と名前を読んで欲しいと。Wikipediaによると、グレン・クローズやメリル・ストリープといった大物女優、日本では内田春菊・東ちづる・野沢直子といった女優がモノローグを語ったとのことです。
『PSYCHO-PASS』
内容はAmazonの内容紹介に譲るとして、アニメ映画化されるとのことです。
かつて読書会に参加者していた方が、モーションキャプチャーを用いた映画の中のアクションシーンのコマ作成に協力したようです。その方のツイートとアクション動画はこちら。
海外の方との呑みで
— ミソジサラリーマン (@keriwaza) August 14, 2016
「日本で傘が普及しているのは刀の名残で、いざという時はこういう風に使うんだぜ！」
と、ジョークを飛ばしたのですが‥
「カサムライ！」「コレどこで習えますか？」など質問責めに（汗）
教訓、冗談はホドホドに pic.twitter.com/LlIImqbQCh
『ガール』～女性論（２）
紹介者は就活中の女性。働く女性たちの短編集。たとえば、38歳独身で20代と同じようなファッションに身を包んだ女性。ふむふむ。たしかに現実にいます。しかし、一昔前と違い、今の働く女性たちは見た目が若いのですよ。だいたい5歳は裏切られます。32歳ぐらいだと思ったら38歳ぐらいだったことが数度あります。
この手の話題になると、当然、この本も出てきますね。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』。
ジェーン・スー / 幻冬舎 ( 2014-07-24 )
『億男』
高橋一生＆佐藤健主演で映画化されるらしいです。3000万円の弟の借金を肩代わり→福引券をもらう→宝くじがもらえる→宝くじで3億円！、という夢のようなお話。3億円の取扱いに困り、起業に成功資産家となった友達に相談したところ、まさか3億円を持ち逃げされる！そして残ったのは借金3000万円！という奇想天外なストーリーなのですが、主題は「お金と幸せ」だそうです。
『オフ・ザ・マップ 世界から隔絶された場所』
「オフ・ザ・マップ」というのは、地図に載っていない場所のこと。立入禁止地域、未承認国家、廃墟などなど。
読書会の場ではタイトルを思い出せなかったのだけど、HONZで『絶対に行けない世界の非公開区域99』という本が以前紹介されていました。『オフ・ザ・マップ 世界から隔絶された場所』のほうが古いのかな？と思ったのですが、僅差で『絶対に行けない世界の非公開区域99』のほうが日本では先に出版されていました。
地図に載っていないということで、近づくことはできないのでしょうが、この手の本は読んで、それで満足するしかありません。地図には載っているけどなかなか近づけない場所で実践できる場所といえば、「秘境駅」ですね！
牛山 隆信 / 自由国民社 ( 2014-12-04 )
紹介した本
『Re Start ~どんな時も自分を信じて~』～女性論（３）
卵巣の境界悪性腫瘍という病気を患い、卵巣・子宮を全摘出した女優さんの本です。病気と闘いながらつらくても笑顔を見せるゆまさんの姿勢に、心を打たれました。ありがとう。つづきは書評記事で。
手元に持っていた本（読書中の本）
『木に学べ―法隆寺・薬師寺の美』
今度、書評を書きます。
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