第109回朝活読書サロンは、女性4名男性1名!の参加となりました。女性に囲まれて幸せ者です^^; 自身133回目の参加となる読書会です。


直近の読書会参加記録


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紹介を受けた本

『究極の選択』


雀士桜井章一氏の新刊。桜井氏の別の著書は3年前の朝活読書サロンで紹介を受け、また、別の著書も読んでみました。



桜井氏は、楽な道ではなく険しい道を、良妻賢母よりもこの女と結婚すると苦労するだろうという女、悪女を選べと言います。そのほうが人生を鍛えられます。


桜井章一氏の手さばきが分かる動画

『ふくわらい』

ふくわらい (朝日文庫)
西 加奈子
朝日新聞出版 ( 2015-09-07 )
ISBN: 9784022647900

暗闇での福笑いを唯一の趣味とする編集者の鳴木戸定。愛情も友情も知らず不器用に生きる彼女は、愛を語る盲目の男性や、必死に自分を表現するレスラーとの触れ合いの中で、自分を包み込む愛すべき世界に気づいていく。第1回河合隼雄物語賞受賞作。


幼少時の体験から笑うことができなくなってしまった鳴木戸定。殴られ傷つけられて顔面を崩しながらも戦うプロレスラーとの出会いで、この世の愛に気づく・・・


『モダンガールのスヽメ』


「モダンガール」というのは、大正時代に和服ではなく洋服を着こなし、西洋文化・西洋の流行を取り入れ、時代の先端を行く若いの女性たちのこと。大正時代の「モダンガール」を現在も取り入れて生活しているのが、著者の淺井カヨさんとそのご主人です。趣味が高じて、生活までも変えてしまったこだわりようです。本書も旧漢字仮名遣いを使うという徹底ぶりです。たとえば、「浅井」ではなく「淺井」、「でしょう」ではなく「でせう」。



『駄菓子屋図鑑』

駄菓子屋図鑑
奥成 達
飛鳥新社 ( 1995-08 )
ISBN: 9784870312258


駄菓子屋というのは、子どもたちのコミュニティでした。今も、探せば売っている駄菓子。作っているメーカーはほとんど零細企業だと思いますので、今後の行く末が心配ではありますが。


『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!(1)』


ディープな「赤羽」を描いた清野とおる氏が次に描くのは、究極のこだわり。表紙にあるのはツナ缶。それ以外に白湯、アイスミルク、さけるチーズなど、妙ちくりんなこだわりを示します。


紹介した本

時間があったので2冊紹介しました。鉄道についてのこだわりの2冊です。1冊目が『女流阿房列車』、もう1冊が『日本の鉄道は世界で戦えるか』です。


『女流阿房列車』

女流阿房列車
酒井 順子
新潮社 ( 2009-09-19 )
ISBN: 9784103985068


女流阿房列車に果敢に(?)挑戦したのは、『負け犬の遠吠え』の著者酒井順子女史。酒井さんは女子鉄(鉄道オタクの女性)だったんですね。しかし、本書は対談を含めて12の旅が記されていますが、彼女は一つとして旅程を組んではいません。旅程を組んだのは・・・



『日本の鉄道は世界で戦えるか』


世界の鉄道乗客の3分の1が日本。さらにその約半分が首都圏です。東京に住む私が知っている鉄道というのは、日本、しかも首都圏に過剰適応した産物。相互乗り入れが必要な陸続きの国がない日本は、他国と協調して標準化する必然性がありませんでした。東海道と山陽道という人口集中地域が帯状だったことも鉄道を有利にしますし、世界がモータリゼーションに舵を切ろうとしている矢先に新幹線を開通させるなど、地理的にも歴史的にも、日本では鉄道が発展する条件が重なりました。


しかし、道路網の整備、人口減少という局面に達し、その条件が崩れ去ろうとしています。また、日本に過剰適応した鉄道は、そのままでは海外の要求を満たしません。しかしそれでも、日本で培った鉄道運行ノウハウは、世界に通用する部分もあります。その有利な点をうまく使えるかどうかが、世界で戦えるかどうかの鍵になるようです。



2018年6月2日執筆し、バックデートして投稿。


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