第116回の朝活読書サロン。この日で5周年を迎えたとのこと。読書会の栄枯盛衰は激しく、隔週2回で5年続いたのは素晴らしいことです。今回の参加者は主宰者女性2名+私でした。少数ということもあり、かなりゆったりとお話しました。
直近の読書会参加記録
- 【品川読書会】第17回(2018年8月8日) : なおきのブログ/145回目
- 【品川読書会】第18回(2018年8月22日) : なおきのブログ/146回目
- アクティブ・ブック・ダイアローグ誕生秘話と想定応用場面~ABD『 人を伸ばす力―内発と自律のすすめ』(2018年8月23日)より : なおきのブログ/147回目
- 【社内読書部】第12回(2018年8月27日)岡本太郎と共通善・美意識 : なおきのブログ/148回目
紹介を受けた本
『四つ話のクローバー』
ベストセラーになった『夢をかなえるゾウ』の水野敬也氏の著書。四つの話から構成されます。四つの葉にはそれぞれ「faith(誠実」」「happiness(幸福)」「heart(愛情)」「hope(希望)」の意味があるとのこと。第二話の「ハッピーコロシアム」は幸福対決で、視聴者の投票でどちらが幸福かを決めるものです。経済的な成功は幸福なのか否かを問います。
水野氏の本は一冊も読んだことがないのですが、軽快な書きっぷりなのですね。
『文学史のおさらい』
中学・高校の国語の授業で習う「文学史」。作家名・著作と書きっぷりだけ暗記しても、記号を覚えるようなもので、ちっとも楽しくありませんでした。そんなこんなで、文学史上の文学作品を読むようになったのは、ここ十年以内です。まだまだ多くの文学作品を読めていません。
本書の目次を確認すると、半分は坪内逍遥以降の近代文学ですが、残り半分は『古事記』から滝沢馬琴までの古典を扱っているとのこと。
『新源氏物語』
『謹訳 源氏物語』
田辺聖子訳と林望訳の『源氏物語』の読み比べです。女性らしい文体の田辺訳と男性らしい訳の林訳。ほかにも、与謝野晶子訳、谷崎潤一郎訳、瀬戸内寂聴訳などがありますね。
大作ゆえ、『あさきゆめみし』は読破したものの、なかなか手が出せません。田辺聖子訳は、光源氏の生涯のみで、源氏没後の話は省略されているらしく、お手頃か。いやいや、読むならやはり第谷崎先生か?
紹介した本
『〈女帝〉の日本史』
あらためて書評をご案内します。
コメント