朝活読書サロン2017年1月12日
photo credit : シゲさん


2017年の読書会も始動開始しました。1月12日(木)朝7:00開始。場所は、渋谷宮益坂下交差点角のBon Vivant。退席したのは8:50過ぎでした。この日は仕事の出社時間をスライドさせておきました。


参加人数は女性5名、男性4名。男性2名は新参加者で、そのうち1名は私の招待です。


紹介した本


紹介した本は二冊。まずは堀紘一氏の『自分を変える読書術』。先日、シミルボンでもレビューを書きました。



ビジネスパーソンが読むべき分野として、歴史、哲学、軍事学以外に、「生物学」を挙げています。強者ではなく環境変化に適用した者が勝つとする自然淘汰の原理や生物多様性など、企業競争の原理、働き方改革など、生物から学ぶことが多いです。「生物学」の代表著書としてダーウィンの『種の起源』を挙げています。


LIFE SHIFT(ライフ・シフト)
リンダ グラットン, アンドリュー スコット
東洋経済新報社 ( 2016-10-21 )
ISBN: 9784492533871


もう一冊が現在読書中に『LIFE SHIFT』。『WORK SHIFT』を書いたリンダ・グラットンとアンドリュー・スコットの共著です。「働き方」だけでなく「人生」全体、特に寿命の伸びにフォーカスしています。その際に必要になるのは、経済的資産だけでなく、労働に必要な生産性資産、活力を持ち続ける活力資産、変化に適応するための変身資産だとし、人生のステージも、教育→仕事→引退という3ステージではなく、4ステージ、5ステージへと変化するだろうとしています。たしかに私の周囲を見ても、4ステージの実践者、5ステージの先駆けとなる人がけっこう出てきています。



紹介を受けた本


紹介を受けた本の中から、次に読む候補をセレクション。


チーママの紹介


フランス革命時のルイ十六世の死刑執行人サンソン。死刑執行人もまた家系で親から子へ継ぐ職業だった時代です。斜めの角度の鋭利な歯が残酷だとされるギロチン。ルイ十六世の提案だったとか。しかしその狙いは、重力の力でスパッと切り落とすことで、死刑執行人の精神的負担を和らげることでした。しかし、ナポレオンが権力掌握するまでの10年間は、ジャコバン派による内ゲバ状態で、対抗勢力を粛正していた時代(Wikipediaで確認すると、左翼やテロという言葉は、フランス革命の恐怖政治時代に生まれたとのこと)。ギロチンによる死刑のルーツ、左翼による恐怖政治のルーツを知る良書と言えそうでしょうか。


しかし、読んでもいないのに、本書を想像するだけで首の後ろ側がひんやりします。



ヒロさんの紹介

私が招待し、今回初参加となったヒロさん。学校教育では読書の仕方って教えてくれないよね、というのがヒロさんの課題認識。ヒロさんの読書理解もまだまだ不十分と自戒してのこと。



タイトルは知っていましたが、読んだことがありません。本読書会でも数名の方が読んでいました。35年前の中公新書ですが、ロングセラーですね。惜しいのは、タイトルに「理科系」とつけてしまっている点。ヒロさん曰く、理科系・文科系関係なく、共通の作文技術とのこと。



コマケンさんの紹介


今回初参加となるコマケンさん。いきなり飛び込みで参加です。コマケンさんの紹介した本書。ちらっちらっと中身を拝見しましたが、すごい。一般向け医学事典みたいな感じです。決して、通読する類いの本ではなく、「家庭の医学」みたいな、手元に置いておき何かの折に参照する類いの本です。450の病状について、肉体的症状だけでなく、肉体的症状が感情・精神に与える影響をも俯瞰しています。たとえば、「近視」の人は、はっきりと見えないがために、正常な方より精進レベルで「恐れを抱いている」可能性が高いとのこと。なるほど!


マダムの紹介


サロンのマダムMICOさんの紹介は『Fat Cat Art』。見ての通り、表紙はモナリザが太った猫を膝に抱えたコラージュです。他にも『ヴィーナス誕生』や葛飾北斎、安藤広重のコラージュ。基本的に名画は著作権が失効していますので、こうしたコラージュを作りやすいですが、それにしても巧みです。コンピュータ・グラフィックスの技巧により、描けるようになったといったところでしょうか。



当日紹介されたすべての本は、シミルボンをご参照ください。


【朝活読書サロン】2017年読書会初め(1月12日) | コラム | シミルボン


朝活読書サロンへの参加記録


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