前回は満員御礼で参加できなかった朝活読書サロン。前回から開催日が月曜日に変更になりました。今回の参加者は女性5名男性2名。早朝からあられもない会話が飛び交います。尤も、猥言にいちいち反応しているのは私だけれども。。。


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紹介した本(紹介したエピソード)


「紹介した本」というよりも「紹介したエピソード」は三点+1です。


『ビブリア古書堂』


一つ目は、私のブログで人気トップ記事の交代があったこと。2月末に『ビブリア古書堂の事件手帖』の7巻が発売になったことから、2年前に書いた第6巻の書評が俄かにアクセス急上昇しました。第5巻までと第6巻では大きく構成が異なり、それまでは一話ずつ完結していたのが、第6巻からは完結しなくなりました。そしてその流れのまま第7巻に突入している予感です(まだ読んでいません)。



坂口安吾


私が参加しているこの朝活読書サロンは渋谷で早朝に開催されているのですが、首都圏以外の在住の方はなかなか参加することができません。そこで同主宰者がオンライン読書会を開催しています。毎月課題本を提示し、書評比べをしています。そして、先月の課題図書が坂口安吾(著)『桜の森の満開の下』でした。青空文庫でも読めます。



しかし私が手に取ったのは岩波文庫版。『桜の森の満開の下』は短編ですので、岩波文庫には他の12の短編と合わせて収蔵されています。全13作のうち、読んだのは『桜の森の満開の下』を含めて6冊。その中で最もひっかかった作品が『女体』です。


谷崎潤一郎は美少女の柔肌に耽りましたが、坂口安吾もまたことさら女の身体に固執しました。谷崎が女の肌を丹念に描写に対し、坂口はまるで対象物のごとく、言い放ちます。

素子とは何者であるか?谷村の答えはただ一つ、素子は女であった。そして、女とは?谷村にはすべての女がただ一つにしか見えなかった。女とは、思考する肉体であり、そして又、肉体なき何者かの思考であった。


この谷村と素子は夫婦です。妻を指して、「女とは肉体」と言いのけるのです。そしてこの論調は他の作品にも見られます。


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「本のフェス」と「スゴ本オフ」

そして三つ目の題材は、「本のフェス」の参加報告。その報告内容はコラムを参照していただくとして、そこで購入した『読書する女たち』を紹介しました。



舞台は18世紀の革命前のフランスです。貴婦人たちがサロンを開き、若い男たちを侍らせながら、文学作品に耽るのでした。そして本書の帯にはこう書かれています。「小説を読む女性は堕落している」と。フランス文学とは不倫文学・悪女文学です。そのような文学を嗜む女性は、堕落していると呼ばれてしかるべきでしょう。それを私は、この読書会に集う女性たちを前で述べてしまったのです。なんということでしょう!



知性と身体・自律神経の関係のはなし

さて、本読書会で私の発表順が回ってくる前に、「悩み事」や「脳科学」の話題の本が紹介されました。その話を受け、紹介すべき本を持っていないのに、急きょこの本に書かれていたことを紹介することになりました。


テイクチャージ 選択理論で人生の舵を取る
ウイリアム・グラッサー
アチーブメント出版 ( 2016-09-09 )
ISBN: 9784866430010


文明が起こって以降、大脳が司る知性は進化しましたが、身体・自律神経を司る古い脳(小脳・脳幹)は原始時代から進化していません。そのことを我々は気づいていません。その乖離により大脳が古い脳を誤作動させ、その結果がストレス、胃潰瘍、肌荒れなどに現れます。二本の記事に分かれていますがブログにまとめていますので、よろしければご参照ください。



紹介を受けた本についても紹介予定でしたが、長くなりますのでここで一旦切ります。


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追伸

読書会での紹介を再現したのではなく、読書会での紹介をベースにブログ用に書き下ろしたものになります。しゃべり言葉では不十分だったことは補足し、冗長だったことは端折っています。3月15日 7:56)



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