2週間に一度開催される朝活読書サロン。本日も満員御礼の9名の参加です。興味のある方は、Facebook・Twitter等でお声がけください。
くりかえし述べますが、読書会とは選書の場です。本は1年間に8万冊から9万冊も出版されます。1日当たり200冊以上です。すべての本に目を通して選書するわけにはまいりません。読書会とは、決して自分の選書眼では見つけられない本を他人の選書眼を利用する場です。今回も、自分のアンテナでは引っ掛からなかった本ばかりが紹介されました。
そして、それらの本についてもしっかりアウトプットしておくこと。それがブログの役目です。人はインプットしたことよりもアウトプットしたことを覚えます。インプットだけだったら、きっと忘れてしまうでしょう。アウトプットしておくことにより、脳裏の片隅にしまい、仮に忘れてしまったとしても、ブログ記事の中から探し出すことができます。
紹介を受けた本
トップバッターはシゲさん。「奇妙な職業」として本の表紙に紹介されているのは、男性下着のデザイナーです。女性下着にデザイナーがいるのは想像がつくのですが、男性下着にもいるのか?と思うかもしれませんが、そりゃ当然います。しかもこの本の表紙の写真。女性が男性下着に針を通しているではありませんか。そんなに顔をお近づけにならないで・・・
つづいて、『小さな恋のものがたり』の作者・みつはしちかこさんのエッセイ。みつはしさんはこの物語を50年かけて書き続け、2014年に最終巻が刊行され、書き終えました。
このブログが今7年目。50年かぁ。すごいなぁ。このブログも50年、書き続けられるだろうか。
感動する脳はドーパミンが出ます。感動できることは教養がある証です。表紙の渦巻きの絵の中の人物、よく見るとアインシュタインだったのですね。紹介を受けたとき、そこまでしっかりと見ていませんでした。
そういえば先週の金曜日、茂木健一郎氏の講演を聴きましたが、彼のもじゃもじゃ頭の散髪は、なんとご自身でされているとのこと。20年間、床屋さんに通ったことがないとのことです。
ちなみに、みつはしさんも茂木さんも、私は読んだことがありません。
姑息な(笑)ビジネスハウツー本。決して私は読まないであろう本です。25%を4分の1と言い換える、スライドを見ている時に「ちょっと前のページに戻って」と言い確認したふりをして「オッケー、次のページへ」と言ったり、会議に先駆けて会議室に入ってメールを書きかけ、他の人が入って来たら「メール一通送るからちょっと待って」と言ったり。
だからなんだ!(笑)と思うような姑息な「スマートに見せる」100の技が披露されているとのこと。絶対買わない!(笑)
糸井重里さんのエッセイ。実は糸井さんの単著もまた、読んだことがありません。
一般的に、何かができることは良いことなのだろうけど、本書では、何かができちゃうことは良いとは限らないとしています。たとえば、化粧がよくできちゃうと、素顔を見せられないかもしれません。出来過ぎちゃって失敗がなければ、実は失敗を通じた成長機会を逃しているのかもしれません。できないということは、自分自身でもがき、格闘すること。その機会を逃してしまいます。
ふーん、そういう考えもあるのかあ。
けっこう有名な小説らしいのですが、これまた読んだことがありません。「アルケミスト」とは、錬金術師のこと。全世界で38か国語に翻訳されているとのことです。かのカルロス・ゴーン氏も、仕事で行き詰まった時に、読むらしいとか。
これは読むべきか。。。
タイトルと異なり、まじめな夫婦愛の本です。3月の読書会でも、女性たちが話題にしてましたっけ。とにかく話題になった本だけに、いろんなところから情報が入ってきますので、今のところ読む予定はありません。
著者の篠田さんはホラー作家とのこと。存じ上げませんでした。舞台はギリシャのとある島。不倫の男女が逃避行するそうです。罪深さ、女性の強さが描かれているらしい。
さて、ここまで紹介を受けて、当読書会以外ですでに自分のアンテナに引っかかっていたのは、『夫のちん・・』ぐらいです。それ以外は、興味を持つどころか存在すら知りませんでした。かといって読むかというと、読みません。この中で読んでみようかなと思うのは『アルケミスト』ぐらいです。
だけどいいのです。これだけしっかりアウトプットしたのですから。
紹介した本
11部26章から成る本格的なビジネス書。経営学者が書いた定番のビジネス書といえば、マイケル・ポーターの『競争の戦略』、クレイトン・クリステンセンの『イノベーションのジレンマ』、チャン・キムの『ブルー・オーシャン戦略』などがあります。ところが、それらは決して最新ではありません。ある意味使い古されています。
最先端の研究は、論文にはなれども、書籍にはなっていません。なぜか?これら経営学者たちにとって、論文を書くモチベーションはあっても、世の中の人びとに啓蒙しようというモチベーションがないからです。
本書では、競争戦略やイノベーション戦略など11の通説について、その後の研究で新たに分かったことを包括的に紹介します。各部ごとに書評が書けてしまいそうなぐらい、内容が濃いです。絶対おすすめです。
そして最後に
写真の左端と下の折りたたんだ紙は、参加者の女性の一人が書いたエッセイです。これから読みます。そして、写真ど真ん中は、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』の演出家・白木啓一郎さんからいただきました!
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