第92回となる朝活読書サロン。参加者は男性2名女性6名でした。私自身は通算98回目の読書会参加となりました。
紹介を受けた本
トップバッターはこの本。北朝鮮がミサイルを発射したり、核実験をしたり、騒がしい限りですが、本書は北朝鮮からの脱北者の本です。北朝鮮の中でも上流階級の出身とのことで、脱北するまでは北朝鮮のことを疑っていなかったとのこと。タイトルにある7つの名前というのは、脱北の過程で同じ名前を使い続けることができないため、6回名前を変えたことに由来します。著者は表紙の通り美貌の女性ですが、彼女はTEDにも登場しました。
昨年、似たエピソードの本を読んだのですが、完全に別人でした。
『性のタブーのない日本』の著者・橋本治氏によると、刑法にはそもそも「わいせつ」の定義がないとのこと。何がダメで何がオッケーかはその時の警察の裁量によるらしい。そんなこんなで徐々にではありますが、文学者(&エロ本やAV)は表現オッケーな領域を広げてきました。
若年アルツハイマー病を題材にした本。50歳にしてアルツハイマー病に患う主人公。若年であるがゆえに進行も早いらしいです。人の名前を忘れ、漢字を忘れ・・・仕事にも支障をきたすため、ひたすらメモを取り、病状を隠し通そうとする主人公。しかし、症状がひどくなるにつれ、だんだん隠すこともできなくなります。その様相がとても泣けるらしいです。
ここで私の紹介本をはさみます。
紹介した本
ネイチャー・ジャパン ( 2015-08-25 )
仕事上、科学論文誌を調べており、その延長上で手に取ったのがこちら。科学論文誌といえば『Nature』。ただ、本物の『Nature』は難易度が高いので、こちらは啓蒙版のダイジェスト版です。2015年9月号を最後に電子出版に移行し、現在は紙媒体の発行はありません。まだほとんど未読につき、全体読んだ上で、あらためて読書会でも紹介しようと思います。
もう1冊が、今年はやりのアイデア本。こちらは既に読了していますので、近々あらためて書評を書きます。
紹介を受けた本(続)
「あの時、彼女とやれたかもしれない!」という何ともお下劣なお題のマンガですが、この本、一時期ネット上でバズっていましたので、知っていました。男は未練がましく過去を引きずる生物ゆえ、「やれたかも・・・」ということも引きずります。私も思い当たるふしが(以下自粛)。
和菓子の老舗、虎屋から。虎屋は明治維新の際に京都から東京に出て来たとのことです。甘未が高価だった江戸時代、もちろん和菓子は貴重でした。日米修好通商条約締結のために来日したタウンゼント・ハリスにも、和菓子詰めが贈られたとか。彼は和菓子をたいそう気に入ったようです。それなら不平等条約ももう少し交渉の余地があったかもしれないのですが。。。それにしても本書の装丁が美しいです。こういう本は紙媒体として残ってほしいですね。
お金を使わずに生きることを題材にした本書。住処はキャンピングカー、水は雨水をため、食糧は農家の農作業を手伝って調達。そうすればお金がなくてもなんとかやっていけるとのこと。そして、お金を使わずに1年間生きられたことを証明できた段階で、本書を執筆することに。それは、同じ生き方をしてくれる同調者を募るため。現在世界180ヶ国に何万人かいるそうです。
表題の通りの本。あまり詳しく説明がなかったのでパス。
先月、千年読書会の課題となった本です。戦前の1937年ごろに書かれた本です。著者の吉野源三郎氏は戦後、岩波書店の常務になりました。
洋書マンガです。この読書会の時に気づかなかったのですが、今、映画上映されているんですね。
インド哲学を専門に修めた著者は、Wikipediaによると「仏教原理主義者」とのこと。断捨離して身も心も軽くなると気持ちいいですよね。以前読んだ小池龍之介氏の本を思い出しました。この本も読んだら、気持ちが軽くなりました。
ビールメーカーの20代の青年が、花形の宣伝部から広島の営業部署へ左遷されます。しかしそこで腐らずに真面目に仕事に取組み、地元の有力者も懇意にしてもらいながら、確実に業績を伸ばし、その成果でもってやがて本社に凱旋します。そんな主人公も、飲みすぎてやらかしてしまうこともあるのだとか。
編集後記
今後の読書会の予定です。
- 品川読書会 :9月20日(水)7:10開始、品川駅港南口タリーズ
- 朝活読書サロン:9月25日(月)7:10開始、渋谷駅宮益坂下ボン・ヴィヴァン
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