『三国志』横山光輝(著)第16~20巻

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第16~20巻では、袁術の死後199年から官渡の戦い前哨戦の白馬の戦いを経て、劉備と劉表の同盟、軍師単福を得るまでを描く。袁術・袁紹を排し、北方の曹操、江東の孫権、荊州の劉表・劉備という3つの勢力が形成されつつある。また、曹操の軍門に下った関羽の人間性の高さにスポットライトが当たる。



第16巻『曹操の智謀』
  • 目次:暗殺命令/一通の伝書/くじ引き/張飛の作戦/外交戦略/名医吉平
  • 表紙:張飛
第17巻『関羽の苦悶』
  • 目次:毒殺計画/徐州落つ/降伏の条件/臣道/白馬の野
  • 表紙:劉備
第18巻『決死の千里行』
  • 目次:まき餌の策/避客牌/関門突破/関西の周倉
  • 表紙:千里行中の関羽
第19巻『呉国の暗雲』
  • 目次:汝南の古城/主従再会/三浪人の復讐/于吉老人/孫策の最期
  • 表紙:張飛
第20巻『凶馬と玄徳』
  • 目次:江夏の乱/凶馬/檀渓を跳ぶ/水鏡先生/浪士単福
  • 表紙:凶馬に乗る劉備玄徳


皇帝を称した袁術が死に玉璽は曹操の下に戻るが、劉備に預けた兵が戻ってこない。曹操は車冑に劉備暗殺の指示を出すが、車冑は返り討ちに逢う。劉備は袁紹に支援を乞い、袁紹は曹操討伐に立つ。曹操は袁紹に対峙しつつ、対劉備には劉岱・王忠を差し向けるも、関羽・張飛に囚われる。しかし劉備は2人を放つ。曹操は、張繍(襄城)・劉表(荊州)との連携を目論み使者を送る。張繍は賛同、劉表は拒否。

一方、許都では忠臣の董承が病に伏せる。献帝は名医・吉平を董承に送る。董承、寝言で曹操討伐を口にし、吉平に聞かれる。吉平も血判状に加わる。がしかし・・・(以上第16巻)


吉平が曹操に毒を盛ろうとするが、曹操暗殺が露呈する。董承の下僕が曹操に密告したのだ。曹操は董承宅に押し入り、血判状を見つける。董承・吉平らは謀反人として惨殺される。曹操、徐州の劉備討伐に出る。小沛、徐州が落ち、劉備は逃走。下邳に籠る関羽を家臣にしたい曹操は、張遼を送り関羽に降伏を促す。関羽は三つの条件を提示して降伏する。

たとえ山をくだるにしても
曹操に降伏するのではない
漢朝に降伏いたす
これが第一
第二は玄徳さまの妻子の安全を守ること
第三にもし玄徳さまが生きていられることがわかれば
曹操にいとまごいをうけず玄徳さまのもとにかえる

曹操は関羽に官職・贈り物・着物・赤兎馬を贈るが、関羽は曹操に恩義を感じながらも劉備への忠義は変わらない。

一方、冀州では袁紹は劉備の助言により挙兵し白馬の野に兵を集結させる。曹操軍は袁紹軍と激突するが、顔良に手こずる。曹操軍側の関羽、顔良を斬り、形勢逆転。袁紹軍側は文醜・劉備が先鋒として黄河を渡る。(以上第17巻)


曹操配下の関羽が袁紹側の文醜を斬る。劉備は関羽の生存を認めて敗走。関羽は劉備の生存を知ると曹操の下を辞去する。曹操は居留守(避客牌)を使うが、関羽は御礼の書き手紙を残す。曹操、居留守の不明を恥じ、張遼と関羽を見送る。通行手形を持たぬ関羽は4つの関所と黄河を超える際、長官を全て切る(関門突破)。対弁喜では普浄に、対王植では胡班に助けられる。夏侯惇が関羽を追うが、張遼がかけつけ関羽を見逃す。関羽は曹操支配地域を出ると山賊に出くわし、山賊に身を落としていた周倉を招き入れる。(以上第18巻)


関羽・劉備夫人は、汝南の古城に住みついた張飛と再会。次に関羽は使者を劉備の下へ送りつつ、関定宅に泊めてもらう。劉備は関羽が来ていることを知り、袁紹に対し劉表との同盟を進言、袁紹の下を去り、関定宅で関羽と再会する。関羽、関定の次男関平を養子に迎える。劉備・関羽に趙雲も合流する。

話は変わって呉では、孫策が曹操に内通した許貢を滅ぼし、三浪人が逃げ、三浪人は狩りの最中の孫策に毒矢を放って復讐をするが、孫策はやがて回復、袁紹と同盟を結ぶ。そこへ于吉老人が現れる。老人は仙人と親しまれるが、孫策は邪道・妖術使いとして信じない。孫策は老人に雨乞いをさせ、結果的に雨が降るが、いかさま師として孫策は老人を斬る。孫策は老人の幻覚に苛まれ、衰弱し、死す。弟の孫権が後を継ぐ。(以上第19巻)


曹操が袁紹を破る官渡の戦いは省略。劉備は荊州の劉表の下に身を寄せている。江夏で反乱が起き、劉備軍が鎮圧。劉備は賊の名馬を得るがそれは凶馬だった。劉表は劉備に新野城の警備を依頼する。新野で劉備の子・阿斗が生まれる。

劉表は跡継ぎを劉備に相談する。劉備は長男の劉琦が継ぐべきと主張。次男・劉琮の伯父蔡瑁は劉備暗殺を企てる。豊年の大宴会に招かれた劉備は、凶馬に乗って急流の檀渓を飛び越えて逃げる。劉備、水鏡先生と呼ばれる司馬徽に会う。先生は劉備に対し、良い人物を得られれば天下を握れると指摘する。夜分、徐元直という謎の人物が先生を訪れる。

劉備、劉表に蔡瑁の企てを知らせる。劉表、劉琦を劉備の下に送り、詫びる。「明主は賢を求むれども却って吾を知らず」と歌う単福が劉備の軍師として迎え入れられる。2000の劉備軍に対し、曹仁は5000の兵を送るも敗れ、続いて2万5000の兵を引き連れ出陣。単福の兵法で曹仁軍を完膚なきまでに破る。(以上第20巻)


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