西郷どん


一年を通じて見ていたものの、『西郷どん』についてブログで記していなかったこともあり、ここで振り返っておきたいと思います。


恰幅のいい恰幅のいい西郷隆盛を細面な鈴木亮平が演じると聞いた時、大丈夫かと思ったのですが、番組の最初のほうと最後のほうを見比べると、明らかに最後のほうは太ってるんですよね。鈴木亮平が出演した『天皇の料理番』という番組では、痩せこけた顔で演じており、役作りのために体格や顔まで変えてしまうという点で、マーロン・ブランドやロバート・デ・ニーロに匹敵します。



大河ドラマというのは、事実をベースとしながらもフィクションだと私は考えており、本作品について言えば、視聴率はなかなかふるわかなかったものの、番組の出来栄えとしてよかったと思います。


第46話『西南戦争』での糸との別れ、第47話『経典愛人』での西郷の死。この2話は泣けました。


キャスティング


キャスティングに関していうと、西郷隆盛の鈴木亮平。上記のとおりよかった。


人は命を失いかけ、そこから這い上がってくると、何事にも動じない厳しさを持つようになります。大河ドラマ『軍師官兵衛』で、囚われた後に解放された黒田官兵衛がそうでしたし、今回の『西郷どん』でも、「やっせんぼ」と言われた西郷隆盛が、尊敬して止まない島津斉彬の死、二度の島流しに遭いながらも帰還した後は人が見違えるように変わり、第一次長州征伐での単身での敵陣地への乗り込み、「戦の鬼」とまで呼ばれた徳川慶喜追討を演じました。西郷どん、あっぱれ。


それでいて、非常に人情肌で、この国の民を救いたいという一心で明治維新を成し遂げるものの、苦しむ薩摩士族に耳を傾けてしまったたまに、明治政府に反旗を翻してしまうことになります。無念です。



振り返りながら、名演義だったなと思う人を列挙します。


序盤はまずはなんといっても日本を代表する国際派俳優渡辺謙演じる島津斉彬。明治維新の最大の功労者だと私は思います。彼が描いた日本の将来像があったからこそ、その意志を継いだ者たちが新しい日本を建設していきました。続いて北川景子演じる篤姫。安政の地震の際、西郷にいっしょに逃げてくれというか弱い女性を演じながらも、その後凛とした姿勢で輿入れする姿はあっぱれです。



二階堂ふみ演じた愛加那。その愛くるしさが島流しに遭った西郷隆盛を救いました。萌えるなぁ。



青木崇高演じた島津久光。国父として力量不足の出だしから最後は西郷を信任するところまで、見事に久光自身の成長の過程を演じています。隆盛と一緒に島流しに遭った堀井新太演じる村田新八。西南戦争最後の地となる城山でのアコーディオン演奏シーンがよかったですね。コンサーティーナという楽器だそうです。



大野拓朗演じる中村半次郎あらためて桐野利秋。西南戦争に至る熱き正義漢。その男前ぶりに男惚れします。



そして瑛太演じる大久保利通。西郷隆盛と決別し、隆盛を討つ決断を下した時、どんな思いだったのでしょうか。その心の揺れ動きを演じ切ったと思います。悪役ではありますが、大久保利通もまた、明治維新の功労者です。




関連書籍

著者 : 圭室諦成
岩波書店
発売日 : 1960-04-18


青版岩波新書の西郷隆盛。テレビドラマの影響を受けていない古典的西郷隆盛論です。



<目次>
はじめに
一 西郷隆盛ー新日本の創設者
二 上杉鷹山ー封建領主
三 二宮尊徳ー農民聖者
四 中江藤樹ー村の先生
五 日蓮上人ー仏僧
『日本及び日本人』序文
『代表的日本人』ドイツ語訳版後記
訳注
解説


内村鑑三が代表的日本人として挙げた五人のうちの一人が西郷隆盛。お薦めの本です。



堺屋太一が日本を創った12人として明治維新の代表として大久保利通を挙げています。


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