8月3日~8月5日の法事&旅行


姉が岐阜県八百津町に隠棲していることから

岐阜県八百津町を訪問。

現地の杉原千畝記念館も訪問してきました。



館内の説明は、日本語・英語、そしてユダヤ人の使う

ヘブライ語で書かれています。

杉原千畝氏の発給したビザで生き残ったユダヤ人の方々

またその家族の方々からのたくさんの手紙も掲示されています。


この記念館、ユダヤ人の訪問客が絶えないとのことです。

多くのユダヤ人がヘブライ語で寄せ書きを残していきます。


真ん中下とその左側のリーフがヘブライ語で書かれている。


所感


大変感動しました。

もし、杉原千畝氏の名誉回復が存命中になされていたならば、

もし、冷戦終結が千畝氏存命中になされていたならば

ノーベル平和賞受賞もあり得たのではないでしょうか。


また、日本が今後も平和外交を続けていくためにも、

杉原千畝氏の行動は、シンボリックな功績だったと思います。


杉原千畝氏とリトアニアの年表


第二次世界大戦時の杉原千畝氏の行動とリトアニアの年表をまとめてみました。


  • 1939年7月   杉原千畝、リトアニアの在カウナス領事館・領事代理に任命される。
  • 1939年8月23日 独ソ不可侵条約締結
  • 1939年9月01日 ドイツ、ポーランド侵攻、第二次世界大戦始まる。
  • 1940年5月~6月 ドイツ、ベネルクス三国・フランスへ侵攻
  • 1940年6月15日 ソ連、リトアニア進駐開始
  • 1940年7月21日 ソ連傀儡のリトアニア議会が、ソ連加盟を宣言
  • 1940年7月~  杉原千畝、2139通の日本通行ビザを発給(~9月5日)
  • 1940年8月29日 カウナス領事館閉鎖
  • 1940年9月05日 杉原千畝、カウナスより退去、ベルリン経由でプラハへ。プラハ総領事館着任。
  • 1940年9月27日 日独伊三国軍事同盟締結
  • 1941年2月28日 杉原千畝、ドイツ・ケーニヒスベルク総領事館着任
  • 1941年4月13日 日ソ中立条約締結
  • 1941年6月22日 ドイツがソ連侵攻開始、リトアニア再独立を宣言
  • 1941年8月07日 リトアニア政府解体、ドイツ支配下に。
  • 1941年6月~1944年7月 リトアニアのホロコーストで19万5千人のユダヤ人が殺害される
  • 1941年11月 杉原千畝、ルーマニアの在ブカレスト公使館勤務
  • 1944年~  ソ連が再びリトアニアを占領
  • 1945年2月  ヤルタ会談で、英米がリトアニアのソ連加盟を認める
  • 1945年5月  ドイツ敗戦
  • 1945年7月  ブカレスト郊外のソ連収容所へ
  • 1947年4月  ナホトカ、ウラジオストック経由で日本に帰国


1940年7月当時、ドイツのベネルクス三国・フランスとの勝利により、ソ連と敵対関係にあった日本は、ドイツとの同盟強化に乗り出していました。そして、ソ連がリトアニアに押し寄せ、併合しようとしていた時期です。当時のリトアニアのユダヤ人は20万8千人から21万人。リトアニアを脱出し日本に向かった6000人のユダヤ人だけが助かり、90%以上の19万5千人のユダヤ人が殺害されました。アウシュビッツなどの強制収容所での大量殺戮が始まる前のことで、ドイツによるユダヤ人大量殺戮は、リトアニアで始まったとのことです。(同様に、ユダヤ人のヨーロッパ脱出を手助けした外交官は、ポルトガルやスウェーデンにもいたようです。)


杉原千畝氏
杉原千畝

image via Wikipedia (license : CC0)


参考情報


関連リンク・関連書籍


関連リンク
関連書籍

夜と霧 新版
ヴィクトール・E・フランクル
みすず書房 ( 2002-11-06 )
ISBN: 9784622039709

ホロコーストに投獄され強制労働させられたヴィクトール・フランクル氏の名著。強制収容所での出来事を客観的に描写できている点で秀逸です。


書評には書けていませんが、どのようなプロセスを経てナチス・ドイツがユダヤ人殲滅を図ったかが分かります。当初、ユダヤ人をドイツ国外へ追放しているだけでした。また、毒ガスによる殺害も、当初はユダヤ人に向けられたものではなく、優生学に基づき、遺伝病患者を排除・安楽死させるために導入されたものとのことです。ユダヤ人迫害と全く異なるルートで、毒ガス殺害が実行され、実行者たちの罪悪感も薄らいでいきました。


一方、ユダヤ人は、ドイツ国内よりも、ポーランドなどの東ヨーロッパに多く住んでいました。ドイツのポーランド侵攻により、ドイツ占領地域内に大量のユダヤ人を抱えてしまうことになり、追放だけでは手に負えなくなった結果、別目的で実行されていた毒ガス殺害がユダヤ人へ適用されていくことになります。




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