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「東大・京大で一番読まれた本」との帯説明のある本書は、初版が1986年、私が持っている2009年印刷の版が65版だから、紛れもないロングベストセラーです。既に多くの人が書評を書いているだろうし、今さら誰が読むものでもないと思いますが、それこそ自らの思考整理のために、書いておきます。


本書を再読したのは昨年の11月のことでしたが、その時に付箋をつけた箇所を基にこのブログ記事を再構成しています。


本書を再読してみてまず第一に率直に感じることは、その新しさです。読み直してもまたあらたな発見があります。一回目に読んだ時に、「馬上枕上厠上」、「見つめるナベは煮えない」という言葉がよく記憶に留まりました。そして、今回、新たに気になった言葉や概念を拾ってみたいと思います。


  • 「グライダー」と「飛行機」:前者は受動的で後者は能動的。受動的な姿勢は「コンピューターに仕事をうばわれる。」とあります。
  • 教えないこと:返って学習意欲を高める。
  • 編集という創造性:『源氏物語』『千夜一夜物語』は額縁物語。本書に出てこないけど、アンデルセンの童話もそう。
  • 時の試練:古いことはよく分かるのに、「現代」のことが一番分からない。それは周囲も含めて同じ色眼鏡をかけているため。一時の流行か不変かが分からない。『ガリバー旅行記』は元来政治諷刺だったが、時を経て童話になった。
  • 寝かせる・忘却:思考を整理するには、一旦寝かせておく、忘却しておくことも大切。5年、10年経ち、熟成・昇華・純化させられる。
  • とにかく書いてみる:『平家物語』は、琵琶法師集団に語り継がれることにより、純化が進んだ。


最後の二つについて、「ブログ」は、まさに、書いて寝かせておくためのツールだと思います。


さて、著者の外山滋比古氏。1923年生まれとのことで、今年95歳になられます。本書執筆時点では62歳でした。その後もたくさんの著書を書かれており、昨年だけで4冊あらたに出ています。氏の本は本書しか読んでいませんが、他も読んでみるとよさそうです。


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