【品川読書会】第20回(2018年10月17日)


第20回の品川読書会。気づけば区切りの会です。今回の参加者は3名、新参加者が1名。これまでの累計ではのべ80名、ユニークユーザで20名となり、1回当り平均4名の参加でした。また、私自身、通算153回目の読書会参加です。


直近の読書会参加記録

T.B.D.


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紹介を受けた本

『競馬の血統学―サラブレッドの進化と限界』

新版 競馬の血統学―サラブレッドの進化と限界
吉沢 譲治
NHK出版 ( 2012-04-06 )
ISBN: 9784140815403


競走馬の家系図があるんですね。びっくりです。現在の競走馬のほとんどは、18世紀の3頭の馬に端を発しているとのこと。その最大勢力がエクリプス系。そこからノーザンダンサーサンデーサイレンスという名馬が生まれ、この2頭が中核となってさらに広がるという構図です。


また、雄の牡馬は、現役引退後の種馬になってからのほうが稼いだようです。サンデーサイレンスは1年間に200頭以上も種付けしたとのこと。Wikipediaによると、種付け料は、1100万円からスタートし、800万円まで下落した後、産駒が活躍してからは2500万円まで高騰したとのこと。種牡馬として動かす金額は年間100億円を超え、産駒の経済効果は1500億円にもなったとのことです。


さて、写真を見ると、本書は1998年の本だということが分かります。現在発売されているのは2012年の新版です。1998年版は廃盤になっているようで、Amazonで検索できません。


『タロット バイブル 78枚の真の意味』

タロット バイブル 78枚の真の意味
レイチェル・ポラック
朝日新聞出版 ( 2012-12-07 )
ISBN: 9784023311466


タロットもまた、ほとんと知識のない領域です。まず占いの説明から。占いは大きく分けて命占、相学、卜占から成り、タロットは亀甲などと同じく卜占。タロットにはいろいろな用途や方言があるようで、現在占いで主流なのはウェイトさんが開発したウェイト版とのことです。タロットに描かれている図で有名なのは、死神とか悪魔とか吊るされた男とかは、このウェイト版です。


本書はバイブルであり、事典のようなものです。本書を読んでも決してタロットができるようにはなりません。しかし、小説やテレビドラマなどでタロットが出て来た時に、「この絵はなんだっけ?」という時に、その意味を理解するのには役に立つでしょう。


紹介した本

『〈女帝〉の日本史』

〈女帝〉の日本史 (NHK出版新書 529)
原 武史
NHK出版 ( 2017-10-06 )
ISBN: 9784140885291


競馬の血統の話題が出たので、急きょ、紹介する本を切り替えました。歴史とは男視点で語られていますが、女性視点で見ると違う世界が見えてきます。本書は、女性天皇のみならず、摂関家の女性、武家の女性、近現代移行の女性皇族を扱います。


韓国や台湾で女性大統領が出ているのに、なぜ日本では女性の活躍が遅々と進まないのでしょうか?その理由として、奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代、戦国時代、江戸時代と、時代が下りにつけ、女性が政治の世界から遠ざけられ、女性が癒しの存在だと偶像化されてしまったことに原因があるとしています。


本書の中で取り上げられている女性権力者の中で、特に忌み嫌われた女性を二人上げると、孝謙天皇(称徳天皇)と淀君でしょうか。孝謙天皇は坊主の道鏡を天皇にしようとしたことで嫌われ、2代後の桓武天皇は遷都を決意、同じころに成立した神道では、女性は穢れた存在とされました。


また、源頼朝を崇拝する徳川家康は、淀君に北条政子の姿が重なり、このまま淀君を生かしておくと、諸国の大名に反徳川の蜂起を促す行動を犯されかねず、先手を打って滅ぼしたとしています。


桓武天皇、徳川家康に共通するのは、「女が権力を握るとろくなことがない」という点です。現代の日本人も、彼らが作った価値観に縛られているのかもしれません。現代では、女性政治家は些細なことで揚げ足を取られるように感じるのは気のせいでしょうか。


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