【品川読書会】第34回(2020年6月17日)


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当読書会のオンライン開催も4回目、他の読書会を含めてオンライン参加は8回になり、オンライン開催もだんだん慣れてきました。アフターコロナの時代、オンライン会議は必須アイテムになりつつあります。オンライン会議をまだされたことのない方がいましたら、とっかかりとして、オンライン読書会への参加をお薦めしたいと思います。


さて今回は女性1名男性5名の合計6名の参加となりました。オフライン開催よりもオンライン開催のほうが参加者数が多めですね。「品川」という地名を読書会の名前につけてしまいましたが、今後どうしましょうね。次回は7月15日(第三水曜日)予定です。



紹介を受けた本

『ゼミナール マーケティング入門』


紹介者はNPOの運営にも携わっているとのことで、NPOにもマーケティングの素養が必要だろうということで読んだとのこと。マーケティングについて一通り体系だった教科書的な本だとのことです。教科書を読む機会がほとんどないのでその点が新鮮だったという点、知っている内容が多いとはいえ、あらためて体系的に俯瞰することができたようです。

この本を読んだ方にはぜひ、『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント』をお薦めします。1000ページもあって大変ですけど。


『約束の海』


1巻完結と思って図書館で借りてみたところ、山崎豊子さんの絶筆本ということで、本来3巻構成だったとのこと。取材に基づくリアリティ、複数の伏線の張り方など、山崎豊子さんの真骨頂ともいえそうです。1988年に起きたなだしお事件がモデルになっているとのことで、戦争と平和を考えさせる本になっているとのこと。


また、山崎豊子さんクラスになると、もはや個人で書いているのではなく、チームで書いているとのこと。豊子さんがなくなったことにより、第2巻以降の予定ストーリーはチームメンバーが補筆して書いたようです。


先日、東村アキコさんのコロナ下のマンガ制作がテレビで紹介されていました。1週間で200ページ以上も執筆している彼女のマンガは、実は30人のチームで制作しているとのこと。ストーリー展開、下書きは彼女が書き、背景や仕上げなどは手分けして書き上げるわけです。その30人というのは漫画家の卵たちなわけで、東村さんの下で修行を積ませてもらっているわけです。


山崎豊子さんのチームにも同じことが言えるのかなぁと思いました。チームメンバーから次の作家が出て来ることを期待したいですし(もういるのかな?)、できれば本書の続編も書いてほしいですね。


『料理のマネジメント』


料理の段取りといえば仕事の段取りと同じと言われるわけですが、ビジネス書を書かれている酒井譲さんがこのような本を書かれているとは知りませんでした。これは読みたい。


飛行機の中の機内食がなぜおいしくないのかというと、飛行機特有のホワイトノイズが原因とのこと。音によって味覚が変わることは科学的にも立証されているらしく、実際、ピアノ曲が演奏されているレストランの客単価は高くなるとのこと。誰でもうまく作れるお薦め三大料理は、カレー・餃子・バーニャカウダとのことです。


さて、音によって味覚が変わるという話、『自己組織化とは何か 第2版』で味覚と嗅覚の関係が書かれていたことを思い出しました。味覚受容体である味蕾は5種類しかなく数も限られているのに対し、嗅覚受容体は350種類もあり桁違いに数も多いです。「味だ」と思い込んでいるものの正体のかなりの部分は、「匂い」とのこと。つまり、「匂い」によって「味」が攪乱されていることになります。「音」によって「味」が攪乱されるのも、さもありなんと思いました。


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『砂の女』


さて、この本の紹介を受けたのは3回目になるはずです。読書会界隈の方では、けっこう読まれている方が多いのではないかと思います。



砂丘の家に住む女に囚われ、そこから逃れられない、毎日、毎日、砂を掻き出さないと埋もれてしまうという、なんとも不条理なストーリーです。


紹介者の方は、この砂から逃れられない状況を、会社員が会社から逃れられない状況と照らし合わせて紹介いただいたの方ですが、砂を何に例えるかは読み手次第のようです。課題本設定型の読書会で紹介し合ってみたいですね。それだけで楽しくわくわくできそうじゃありませんか。


『40代から最短で速くなるマラソン上達法』


著者のプロフィールを読むと、53歳にして2時間44分の記録保持者!もはやセミプロですね。紹介いただいた方も以前は走っていたとのことですが、コロナ禍で在宅勤務になり、走る時間も読書時間も減ってしまったとのこと。かくいう私も同じです。通勤時間がなくなったおかげで読書時間が激減してしまいました。


紹介した本

『細菌と人類』


コロナ禍で図書館が閉鎖されていたため、いきつけの本屋さんで入手したのがこの本。コロナというご時世もあり、病原菌関連本コーナーがしっかりできていました。その中で選んだのがこれ。原著はフランス人で日本語訳は2008年。16の病原菌を紹介しています。これら病原菌は科学が発達してきた19世紀後半に一斉に発見されるわけですが、病気時代の存在は人類が文字を書き残すようになってから知られているものが多かったようで、ただし正体が分からないので、今日では別々の病気が同一の病気と間違われることもあったようです(例:淋病と梅毒)。


さて紹介されている16種類の中で一番恐ろしいなと思ったのが炭疽菌。テロに使われることもある病原菌で、微量で死に至らしめることができるため、細菌兵器の最右翼的存在です。炭疽菌は地中からも見つかるとのこと。核兵器が高度な技術力が必要なのに対し、細菌培養には必要ありません。細菌テロが起きやしないかと恐怖感を禁じ得ませんでした。


推敲時間:49分


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